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{いいな、いいな、覚悟はいいな。} ページ13

拝啓、何処かで避難している友達へ。俺にはまだプリキュアという心強い味方がいるけれど、ぶっちゃけ不安です。

「他に何か方法はないですか一輝くん!」

「下の名前で呼ぶな!ミラクルライトはさっき捨てちゃったし、俺が持ってるのはケータイ!地図!財布!その他以下略!

あとはそこら辺で拾ったビー玉だけだ!!」


ビー玉を見た途端、妖精4匹は目を大きく見開いた。

「そ、それは“カオスパール”じゃないですか!!?何で君が持ってるんです!?」

「えっ、いくらで売れんの?」

「売っちゃだめラピ!!
これはあのレインボージュエルにも匹敵する力をもつ秘宝!
もしレインボージュエルが悪い奴に奪われたりしたら万が一の為に王女様直々に許可をもらって手配した代物ラピ!!!」

普段は地下の奥深くに封印し、国家関係者以外は極秘裏というレアの中のレアだという。
俺が奴ら全員から免れたのもこれのお陰かもしれない。
とはいえ、そこまで貴重な物が何故こうも無防備に遊歩道に転がってしまっていたのかは謎だが、そこを通りがけに拾ったのは何かの縁か。

「何故君が持ってるかどうかは後にして、今こそ試す価値があるラピ!」

「レッツトライです!」

「…ちょっと待て何で俺が?」

ちらっ、ちらっと向けられる期待に満ちた視線。んなアホな、この俺がプリキュアみたいな特別な素質を持ってる訳がなかろう。そう思っていたが、8つのつぶらな瞳に見つめられると何も言えなくなる。その無茶振りに応えるべくヤケクソ気味でビー玉を握りしめた。

「…やっぱり待つラピ!」


「え」

ふと一瞬、1匹の妖精が顔色を変え、待ったをかけようとするが時すでにお寿司、手中にあるオパールから光が漏れ出す。光は拳から溢れんばかりに放ち続け、俺は目を瞑ってしまった。





・・・・・







光が止んだ事を確認し、恐る恐る瞼を開ける。


視界に広がるのは白、虚無の色。
次第に俺の目は慣れていき、だんだんと明確になってきた。
地面や空が無い、ここは一切の生命が感じ取れない、側にいた妖精の影も形もなく。俺の息遣いの他には何の音がしないのだ。ただ見えるのが白紙に鉛筆で描いたような地平線や乾いてヒビ割れた地面だけ。白い荒地だけが途方も無く広がっている。俺の想像していたものと全然違う。

「…シフレにチョッピだっけ?…誰かいないのかっ…なぁっ!」

いきなり意味不な場所に飛ばされてパニック気味になりながら叫んだ
返事はまず無い。代わりに遠くから

何かが聴こえた。

{やめて、よして、触らないで、SAN値減るでしょ。}→←{入れ違い、行き違い。}



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設定タグ:プリキュア   
作品ジャンル:アニメ
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アイ - 面白すぎ ワロタ 腹筋返して (2018年11月4日 17時) (レス) id: 036f497ac3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 笑いすぎて家族から変な目で見られたwwww (2016年7月31日 17時) (レス) id: 34e7290011 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年5月17日 12時

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