■"EP.05 ページ6
･
あの事件から早くも１ヶ月が経とうとしていた
現在、私は入隊証書授与式に参加している
正直帰りたい
家帰って寝たいって言うのが本音
でも、これを言ったら多分宗四郎にゲンコツされるから黙っておく
ボーッと、合格者代表である首席合格した四ノ宮キコルを横目で見ながら私は1週間ほど前の出来事を思い出していた
＿＿＿
＿＿
＿
「2031番 住田凌太 合格でいいですね」
今、私は受験者選抜会に参加している
何故、私がここにいるのか自分でもよく分かってない
他の隊の事なんか知るか、ボケ！って言いたいとこだけどその場にいたってことで何故か私も参加している
今回は、あの急な騒動のあまり辞退者が出るかと思われたが意外と本人たちには身を引き締まるような思いをさせたらしく辞退者は一人も出なかったみたいだけど
「2032番 日比野カフカ 不合格」
「体力試験最低ランク
スーツ適正 現状0では仕方ないかと」
ふと、前のモニターに日比野くんが映し出された
あ、この子あれか
防衛隊スーツで解放戦力異類の0%を叩き出した子
いやー、あれは面白かったな…
そっか…不合格か…
何か納得いかないんだよな…
「異論はありませんね」
『ぁ…異論あるというか…一つ…いい…ですか…？』
3部隊でもない私がでしゃばるのもあれだと思うけど、やっぱり思ったことは言いたいよな
そう思って上げた手に視線が集中する
『…確かに彼は、成績としては平均以下だし隊員としては不合格だと思います
けど、最終試験の実践では自ら援護に回ったりと自身の立ち回りを理解していた
防衛隊に必要なのは、成績だけじゃない
成績優秀な奴らなら幾らでもいますが、命を張った戦いをできる彼は一人だけかと……』
私がそう言うと、隣に座っていた宗四郎が笑った
何が面白いんだよ！
言ってみろよ！
この細目野郎め！
糸くずみたいな目しよって！
「へー、Aのくせにまともなこと言うやん
ぁ、僕も同じこと思ってました
彼は、最後の最終試験の中で何か光るものを見せた
何よりお笑い要員として素晴らしい働きを見せた」
『何言ってんだよ』
「ってことで、正隊員に昇格できるかはわからんけど候補生として僕の小隊で鍛え直したいと思います」
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちもちアイスクリーム(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！更新出来たらでいいので待ってます！！ (4月29日 11時) (
レス) @page26 id: aa5605d5a8 (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - フラレミさん» いえいえ、頑張ってくださいね (2023年3月12日 3時) (レス) id: 21905b0a6a (このIDを非表示/違反報告)
フラレミ - デンプン。さん» わかりました。返信していただきありがとうございます。たしかに自分で話を考えた方が他人に迷惑をかけなくてよかったですね、唐突な質問すいませんでした(焼き土下座) (2023年3月10日 16時) (レス) id: bc63bd96b2 (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - フラレミさん» 初めまして。 参考にというのはどの程度でしょうか？ 設定も話の構成も同じということですか？それはパクリになるのでやめて頂きたいです (2023年3月9日 22時) (レス) id: 21905b0a6a (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - さくらさん» 初めまして、嬉しいコメントありがとうございます！ これからもご愛読頂けたら嬉しいです！ (2023年3月9日 22時) (レス) id: 21905b0a6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：デンプン。
| 作成日時：2022年11月28日 11時
