『鳴海弦の妹は防衛隊きっての変人らしい』 【怪獣8号】

■"EP.14 ページ15

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『まだ他の先輩みたいに戦えないから…
もし失敗したら怖いから…
自分には才能も能力もないから…


は？んのこと誰も求めてねぇし聞いてないから

入隊して間もないんだから、上手く立ち回れないのも一発で仕留めきれないのも怖いのも知ってる

才能がないとか能力低いとか誰基準だよ、それ


よく分かんない思考とは捨ててまずは怪獣を倒して倒しまくれ
他人も自信もその後についてくるもんなんだよ
ここはそういう所だ


分かった？
泉康介くん』



「ぇ…ぁ…名前…」



『は？名前？
いや、指導するんだから名前ぐらい全員覚えてんの当たり前じゃない？

ってこんな話してる間に5分経った！
やばいやばい！！
よーし、さっさと始めるぞー！』









ただの変な人なのかと思いかや、しっかりしてる人だった










「なんや、カフカ
嬉しそうやな」



「いや…鳴海さんが第0部隊にいる理由が少し分かった気がします…」








俺がそう言うと、笑う副隊長









「まぁ、あいつはそういう奴や
昔からな」









そう言う副隊長はどこか優しい目をしていた









「ほら、カフカも行ってこい
頑張って解放戦力2%にしろよ〜」



「うっす！」









よし、俺も頑張るか









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