『鳴海弦の妹は防衛隊きっての変人らしい』 【怪獣8号】

■"EP.13 ページ14

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保科副隊長曰く、あいつは未確認生物やから言動一つ一つは変

気にしてたら疲れるから気にしやん方がええ。って言われたけどここまでだとは…




あれが天才っていうもなのか。としみじみ思ったりもした






そして、そんな2人のやり取りや鳴海副隊長の言動にも慣れてきたある日の事





午後は実践練習と言われ、スーツを着用するよう言われそのまま俺たちは演習場に集合させられた




目の前には、ニコニコした顔の鳴海隊長がいる


そしてその後ろには、にわかに信じ難いがうじゃうじゃと余獣と思われる奴らがいる










『えーっと、今からこいつら倒してもらいまーす』








いやいや、待て待て

怪獣倒すのは聞いてないぞ！










「怪獣…スか？」



『うん
宗四郎と頑張って捕まえた』









ふと、隣にいた伊春が口を開いた


いや、そりゃそんな反応になるよ






保科副隊長と頑張って捕まえたのか…

頑張って捕まえてる2人想像したら何か可愛いな










『こいつらの弱点は、腹なんでサクッとやってポイッとやったら恐らくいけるでしょう！
はい、やってみよー！』









えぇ、説明適当すぎないか…？

何で保科副隊長はニコニコ笑ってるんだよ…





すると、後ろの方にいた奴が手を挙げた



ん？質問かな？とその子を当てる鳴海さん

当てられた本人は、嘲笑気味に笑いながら口を開いた









「あ…の…流石におかしくないですか？
こんなの…まだ俺たちにはできなi…」










その瞬間、突然、ドカンッと一際大きな音が聞こえてきた





奥を見ると、微かに燃えてる地面


まさか…鳴海隊長がやったのか？





そんな俺の予想も当たり、鳴海隊長は首を傾げながら口を開いた










『…できるできないって言ってるその間に、私3匹倒したけど…』



「ぇ…」









途端、手を挙げた奴は驚きの声をあげた



持っていた薙刀をしまいながら口を開く鳴海隊長










『…できるできないじゃない
もし、今、怪獣が街に現れたとして市民が危険に晒されたとして、自分たちはまだヒヨっ子だからって逃げるの…？

市民からしたら新隊員もベテラン隊員も関係ない
助けを求めている人を助けれる人間になりたくてこの場にいるんじゃないの？』



「ｯ!」










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