10話 ページ11
そこには左目を覆うように包帯を巻いた煉獄の姿があった
｢あぁ、煉獄さんだったんですか、さっきからずぅっと聞き耳を立てていたのは。それと声が大きいです、ここには入院されてる方もいらっしゃるんですよ？｣
いきなり過ぎて固まっているとしのぶがニコニコと注意をした。心做しか寒気がする…
というか全然気づかなかった、ずっとって手術したばかりじゃなかったっけ？
大丈夫なのかな？
｢む！それはすまない！｣
しのぶさん額に血管が浮いてらっしゃる…！
お願いだから静かにしよう！？
美人が怒るとここまで怖いのか…！
｢この前女中がお歳で辞めてしまってな！今は弟の千寿郎が家事などを率先してくれているのだが俺の住む屋敷は如何せん1人では難しい！｣
『え、えっと』
菫が考えあぐねているとしのぶがため息をひとつこぼした
｢煉獄さん、その話は後日にしましょう。それに煉獄さんは病室から出ないでください。本来ならまだ麻酔で意識が戻らない時間帯なんですよ？？途中で倒れられたらどうするつもりだったんです？？｣
ニコニコと表情を崩さず言うしのぶに煉獄は流石にたじろいだ
｢す、すまない。だが、｣
｢だがじゃありません、お部屋に戻ってください。ベッドに縛り付けますよ？｣
青くなる煉獄をしのぶと一緒に支え煉獄の病室に向かった
凄く重かった
しかも同年代はおろか大人の男性にこれ程近付いたことは父以外無いので支える為とはいえ菫はなんだか気恥ずかしくなった
顔が熱いので多分今頃赤くなっているだろう
見られたくなくて知られたくなくて極力下を向いて歩いた
それを見て赤くなる人と何かに気づいたように笑みを浮かべる人が居た事など知る由もなかった
部屋に着くともう1人、炭治郎が寝ていた
彼も無事のようで安心だ
｢そう言えば君は緑山さんと言うのだな、胡蝶が呼んでいた。俺は炎柱、煉獄杏寿郎だ｣
先程しのぶに怒られた為か静かに話す煉獄をこの人静かに喋れたんだな、なんて失礼な事を思いつつベッドに寝かせた
『改めまして緑山菫です』
｢先程はすまなかったな、目が覚めたら蝶屋敷で胡蝶を探していたんだ。そしたら君と胡蝶が話しているのが聞こえてな｣
どうやら入るに入れなかったらしい
｢勝手に君の話も聞いてしまった｣
部屋は防音でも無いしまぁそうだろうなと思った
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みこち(プロフ) - 初めまして、みこちともうします。面白い組み合わせですね！おじゃ魔女どれみは私も好きです。私も今鬼滅の刃と魔法騎士レイアースのクロスオーバーラン書いています。煉獄さんが主役です。良ければ是非！ (2022年6月12日 16時) (
レス) @page5 id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
小渕廉 - 続き読みたいです！ (2021年3月23日 22時) (レス) id: 2497fd4f55 (このIDを非表示/違反報告)
三日月ベル(プロフ) - コメント失礼します！主人公ちゃんとしのぶさんや煉獄さんの関係がめちゃくちゃ可愛くて好きです！更新大変だとは思いますが頑張ってください！応援してます！ (2021年3月19日 2時) (レス) id: ca7dd840c1 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - きゅんきゅんしました！更新楽しみにしてます、応援してます！ (2021年3月4日 2時) (レス) id: 66cabf43f7 (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推し - 面白いです！！続きも楽しみに待ってます！ (2021年2月23日 22時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅 | 作成日時：2020年11月8日 11時
