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花宮「土の塊なのねあれ、そういうのは得意分野！！」
爆豪くんや轟くんを筆頭に、どんどん”魔獣の森”を攻略していく。
途中でおなかがすいたらこっそり木の実とかを生成したりして先に進んでいった。
一体何体いるのかも分からない魔獣の量にも決して臆することなく先に進める。
みんなと一緒なら不思議とこういうのも怖くないんだ、きっとこの21人で色んな困難に打ち勝ってきたから。
花宮「切り傷できたら早めに教えて！
ここの森、結構毒草多いからあまり触らない方がいいっぽい」
本当に無限に湧き出てくるんじゃないかと思うほどの量だったと思う。
私はどちらかというとサポートメインで、傷を作ったクラスメイトたちのケアを行っていた。
花宮「っ、はあ…もーげんかーいっ」
しゃべる気力もほとんど残らないまま、みんなふらふらの状態で施設まで到着したのは日が沈み始めたころだった。
瀬呂「何が三時間ですか！！！」
マンダレイ「それ私たちならって意味、悪いね」
砂藤「実力差自慢のためか…」
なんかもう疲れすぎて周りの楽し気な雰囲気についていくことなど出来ない。
相澤「茶番は良い、バスから荷物下ろせ。
部屋に荷物は混んだら食堂にて夕食。その後入浴で就寝だ。
本格的なスタートは明日からだ。さァ早くしろ。」
先生たちに促され、指示の通りに荷物を置いてご飯をかきこむ。
疲れがプルスウルトラしている切島くんや上鳴くんは特に騒がしかった。
麗日「ふぅ〜〜〜！ご飯、すっごくおいしかったねえ」
花宮「ね、もうおなかいっぱい…」
八百万「たくさん食べてらしたもんね！」
ご飯を食べた後は入浴、そう、露天風呂！！！
耳郎「うわぁ、なんかすっごい疲れ取れてる感じする…」
芦戸「サイコー……」
ゆっくりと疲れをとるようにお風呂に使っていると、上からちょっと怖い言葉が聞こえてきた。
「ヒーロー以前にヒトのあれこれから学び直せ」
と。
蛙吹「やっぱり峰田ちゃんサイテーね。」
芦戸「ありがと、洸汰くーん」
峰田くんがどうやら女子風呂の方を覗こうとしていたみたいだ。
ホントにあの子は欲望に忠実で、アホだと思う。物間くんよりアホ。
花宮「あっ！！！？」
しかしこちらに振り向いた洸汰くんは驚いたのか男子風呂の方へと落下していってしまった。
あとから聞いた話では、緑谷くんが助けてくれたらしい。
ひとまず何事もなくてよかった、けど、あの子もあの子で色々思うことがあるようだ。
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作者名：sun x他1人 | 作成日時：2023年10月5日 2時
