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花宮「んー、コス改良…うまくいかないなぁ」
上鳴「アレ花宮！コス改良した？！」
花宮「おおさすが、分かる？」
上鳴「まあ、分かるけど、なんだ背中そんなパックリ空いてんのいいの？」
花宮「そーーーーなの、聞いてくれるっ！？」
なんて、上鳴くんとそれぞれのコスチュームについて話していたときのことだった。
「そこまでだA組！今日は午後からB組がここを使わせてもらう予定だ。
イレイザー、さっさとどくがいい」
相澤「まだ10分弱ある。時間の使い方がなってないなブラド」
上鳴「げ、B組」
花宮「ほ」
物間「ねえ知ってる！？仮免試験て半数が落ちるんだって。
君ら全員落ちてよ」
花宮「あ、こら物間くん！！！そんな言い方！」
物間「ゲ、しまった」
上鳴「つーか物間のコスチュームあれなの？」
拳道「個性がコピーだから変に奇をてらう必要はないんでさ、って言ってた」
物間「っていうか！なんだそのコスチュームはっ？！」
花宮「しょうがないでしょ？！だって肌出しとかないと作れないんだもん！！！」
常闇「しかし彼の意見はもっともだ。同じ試験である以上、俺たちは蟲毒。
潰し合う運命にある」
相澤「だからA組とB組は別会場で申し込みしてあるぞ」
ブラドキング「ヒーロー資格試験は毎年6月・9月に全国三か所で一律に行われる。
同校生徒でもつぶし合いをさけるため、どの学校でも場所を分けて受験させるのがセオリーになっている」
物間「ホ」
花宮「え、？」
物間「直接手を下せないのが残念だアハハハハハ！！！」
切島「ホッつったな」
上鳴「病名のある精神状態なんじゃないかな」
芦戸「ほんとにアレと付き合ってんの？」
花宮「ははは……」
瀬呂「どの学校でもか……そうだよな、フツーにスルーしてたけど、他校と合格を奪い合うんだ」
緑谷「しかも僕らは通常の修得課程を前倒ししてる」
相澤「そして、一年の時点で仮免を獲るのは全国でも少数派だ。
つまり、君たちより訓練期間の長い者、未知の個性を持ち洗練してきた者が集うワケだ。
試験内容は不明だが、明確な逆境であることは間違いない。
意識しすぎるのも良くないが忘れないようにな」
そうして、今日の訓練は終わったのだった。
花宮「相澤先生、ちょっと時間貰えませんか？」
相澤「あぁ、構わないが。どうした？」
花宮「コスチューム改良についてのご相談というか…」
みんなが次々に感覚をつかんでいるのを見ていたのだけれど、私だけ置いて行かれるなんて絶対に嫌だもんね。
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作者名：sun x他1人 | 作成日時：2023年10月5日 2時
