【番外編】One Another ページ28
１ヶ月更新が無いと書いてあったので更新しようかと思いましたが、ネタ切れ気味なので番外編としてもう1人の夢主の話をどうぞ〜。
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昔誰かに質問をされた。
『無人島に一つだけ持ってくなら、何を持っていく？』
私は迷って、こう答えた。
「もしもボックス」
それがなんで、こうなる？
隣にあるのは、もしもボックス。
前には苛つく程に、青々とした海と白く輝く砂浜、潮の香り、ウミネコの鳴き声が遠くから聞こえてくる。
「なんで、ほんとに……なってるの？」
私はまっさらな無人島にいた。もしもボックスとともに。
× × ×
「あらら？こんな所に人居たんだ」
「……本当に私、トリップしてたんだ」
「ん？」
「いえ、海軍で保護して貰えませんか？私はだるく生活して行ければ良いので！宜しくお願いします！」
海軍での生活は楽だった。楽しくダラダラ過ごせていた。
でも、今になって思えばそれだけじゃダメだったんだ。
頂上決戦。
エースが死んだ。白ひげさんも死んだ。
初めての、私の悪あがきなんて到底赤犬に敵わなかった。どうにかできたかもしれなかったのに。
──もしも、おれが連れ出さなかったら、なにか変わってた？
クザンさんにまで、辛い思いをさせた。私が、何も出来なかったから、何も知らなかったから。
でも今は知ってる。もう何も出来ない馬鹿な子供じゃない。
もしもボックスは、パンドラの箱だと思って、ずっと使わなかった。本当は使うのが怖かったんだ。
政府にも教えなかった、この電話ボックスの使い方。
受話器を手に持とうとして、震えて落としてしまう位。
深呼吸を繰り返して、手な力強く握り込む。そして、言葉を発した。
「もしも、過去を変えることが出来たなら──」
全部を投げ出して、もしもボックスに、その願いを掛けた。
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マリコ - ワンピース短編集はロビンの生き別れの妹設定とルフィに恋をしてそれからチョッパーより幼い小柄ヒロインをミルキィー・ローズに変身してそしてヒロインが空島に出発する前にルフィ達の仲間に入れるお話を見せてください。 (2021年6月29日 0時) (
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