【番外編】鷹の目さんのetc ページ13
空からスプーンが落ちてきた。
木が影になって見えなかったのか、上にいたのは少女だった。
草むらに手を伸ばして、そして不機嫌そうに戻っていく。
(何故こんな所に住んでいる？)
海軍には見えなかった。
見聞色で探ると、階段を大慌てで降りている。思わず、スプーンを手に取った。
実力はまだまだといったところだった。が、「サインください！」といえる図太さは大したものだ。
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(優しいのだな、主は…)
「今回の事は証言もある、上の奴らに揉み消される心配もないし、俺がきっちり肩をつけておく」
「…ひとつ、いいか？」
スモーカーは視線だけで続きを促した。
「彼女は能力者では無いのか？何故能力を使わなかった」
「……」
「使えば傷付かず済んだはずだ。詳細は知らないが、政府に目をつけられるほど、危険な能力なのだろう？」
「…だから使えないんだろうが」
スモーカーは思うところがあるのか、目を逸らし、何か考え込んでいる。
Aが寝ているベッドへ近づく。
綺麗な顔が、今は傷だらけだ。辛そうに寝息を立てている。
「ん〜…」
「いっちゃ……や、だ、ミホークさん」
一瞬だけ起きたようだ。また、すぐ寝息が聞こえてくる。
それでも、掴まれた袖から手は全く離れない。安心させるように、前髪を優しく払って、耳元に顔を近づけた。
「良い夢を見ろ、A。また会おう」
呟いたその言葉に安心したのか、Aはそっと手を離した。
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マリコ - ワンピース短編集はロビンの生き別れの妹設定とルフィに恋をしてそれからチョッパーより幼い小柄ヒロインをミルキィー・ローズに変身してそしてヒロインが空島に出発する前にルフィ達の仲間に入れるお話を見せてください。 (2021年6月29日 0時) (
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