霧に覆われた理由 ページ6
この島━━ミヤマ島に海賊が来たのは半年前。
観光地であるこの場所は、海賊も無礼を働かなければ、この島の住人は受け入れている。
船を修理する船大工は、主に海賊のお陰で生計を立てていたといっても良い。
だが海賊には入れない場所もある。
それが舞踏会、上流貴族のみが入ることを許されている場所だ。
そこには一般人でさえ入れない。
日夜そこから優雅な音楽が聞こえてくるのをBGMに、広場ではダンスを踊りだす人もいれば、お構い無しに談笑しあう人もいる。
上流貴族達のような品は無かっただろうが、羨ましいなんて思った事はなかった。
この場所より良い場所はなかっただろうから。
だが、その海賊は違っていたようだった。
座っていたその海賊は突然お酒のジョッキを机に叩きつけたんだ。
いきなりの事に、賑やかだった喧騒は止んで、静まり返る。
男は怒鳴った。
「本物の舞踏会はどこでやってるんだ！！俺を連れていけ！！！！」
観光客には時々そういう奴らも居るが、大して問題になったことは無かった。
そういう時は村長が動き、近くの駐屯地から海兵に来てもらうんだ。
村長はすぐ様電伝虫でコールした。
プルルル…プルルル…プルルル…
まだ騒ぐその海賊の男に、牽制のために村長は怒鳴った。
「お前は追い出す！！海兵にすぐ連行して貰うからのう！！！」
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もむ(プロフ) - 明理さん» なるほど、了解です！ (2021年12月28日 21時) (
レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - もむさん» ほへぇ…なるほどぉ…ちょっと気になって聞いてだけなんでお気になさらず…ｴﾍ (2021年12月28日 19時) (レス) id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» 文章の終わり（一部が終わった）のと、中間は丁度25話目だったからつけたので、意味は間違ってはないと思っています。続き書き出したらこの後書きは削除する予定ではありまして、『中間あとがき』になってますね。 (2021年12月28日 19時) (レス) @page25 id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 中間あとがき…？なかがきでは？ (2021年12月28日 17時) (レス) @page25 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» コメントありがとうございます！ホラー話の部分楽しんでいただけて良かったです！ (2021年11月17日 23時) (レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
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