油断大敵 ページ49
「ﾁｯ何海兵連れて来てんだ！」
「ち・が・い・ま・す！貴方達海賊を追って来たんですよ！」
私が抗議するととタイミング良く後ろから「待て〜！小娘〜！！」と声が聞こえる。おいおい。
「明らかにテメェのことじゃねェか！」
「ち・が・い・ま・す！！店の前に偶然いたから私が犯人だと疑われて…ってそうですよ！私の働く予定だったお店が木っ端微塵になってたんですけど！？」
私に一体なんの恨みがあるんだ！？
「海兵が来たら相手すんだろ」
「いやせめて店に被害が出ないように…」
「Aは人を見る目が無いな」
「キラーさんまで！？」
味方だと信じていたのに。
「あの店主が既に海兵を呼んでたんだ」
「そ、え！？そ、それって……」
もしかして私のことを知ってたからじゃないだろうか。
やっぱりこの島に留まるのは危険だ。
先程までの軽い気持ちはなんだったのか、不安ばかりが押し寄せる。
ユースタスさんは舌打ちをして能力を発現させようと構えた。
「覚悟もしないで海出てんじゃねェぞ！」
「そ、そもそもユースタスさんが船壊さなければこんな事にはなって無かったんですよ！」
「知るか、鉄の塊だったのがわりィ！」
「貴方の能力が！悪いんです！もう少し船に乗せてくれたって良いじゃ無いですか！私…手配書載ってるんですよ！！」
ユースタスさんは能力を止めると、此方を見てあくどい笑みを見せた。
「コイツら全員倒せたら考えてやる」
「！！」
そ……
「それだけで良いなら安いもんですね！」
ポケットから短剣を取り出して、海兵達に飛びかかって次々と倒していく。
「撃てー！！！！」
「危ないッ！」
パンッと次々に銃弾が発射される。けど私は無傷だ。
「効きませんよ」
流石に人数的に武が悪いので分からない程度にモクモクの能力で相手の足を引っぱったり、押したりしてるから今は自然系だ。
「撃てー！！！」
だから効かないって…！
余裕に避けずに食らったのが不味かった。当たって素通りした弾から煙が出てくる。
「なっ！？ゴホッゴホッ」
「吸うなっ！」
忠告された時にはもう遅く、視界が暗くなり意識を失った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 353人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もむ(プロフ) - 明理さん» なるほど、了解です！ (2021年12月28日 21時) (
レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - もむさん» ほへぇ…なるほどぉ…ちょっと気になって聞いてだけなんでお気になさらず…ｴﾍ (2021年12月28日 19時) (レス) id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» 文章の終わり（一部が終わった）のと、中間は丁度25話目だったからつけたので、意味は間違ってはないと思っています。続き書き出したらこの後書きは削除する予定ではありまして、『中間あとがき』になってますね。 (2021年12月28日 19時) (レス) @page25 id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 中間あとがき…？なかがきでは？ (2021年12月28日 17時) (レス) @page25 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» コメントありがとうございます！ホラー話の部分楽しんでいただけて良かったです！ (2021年11月17日 23時) (レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
