ムカついたから！ ページ46
海兵が正面に見えて、反射的に裏路地に入る。
やっぱり怖い、なんであんなに皆は堂々としていられるんだ。
「おい、お前」
言われて顔を上げると厳つい集団だ。
海兵じゃない事に少し安堵する。警戒しながら問いかけに答えた。
「なんですか？」
「キャプテンキッドの船員か？」
「船員じゃないし、人質になっても意味ないですよ」
「ん？？確かに嬢ちゃん、彼処の船員とは見た目も全然違ェな……」
まじまじと見られる。
もし私が捕まっても、きっと「知るか」の一言で済ませるだろうなぁ、ユースタスさんめ。
「いきがってるルーキーに痛い目見せようと思ってたんだ、船員じゃねェなら、女は誰だって良かったって事か？」
何を想像してか、ゲラゲラ下品な笑いが起こる。
話しかけてきた男が憐憫の眼差しを向けてきた。
「可愛そうになぁ……おいオメーら、行くぞ。悪かったなぁ嬢ちゃん」
肩にぽんと手を置かれて、男達はそのまま立ち去ろうとする。
「……"助けてあげますよ"」
「あ？」
「1つ言っとくと、ユースタスさんは、そんな人じゃ無い……でもきっと容赦は無いですから、
"私が代わりに相手になる"って言ってるんです」
持っていたポケットから短剣を取り出し構えると、男は冗談だろと鼻で笑う。
「無理だって。ガキがいきがるなよ。じゃあなっ……な、なんだ！？足が！！！」
「逃がしませんよ」
白い息が上がる。
男達は自分の足が凍っていることに動揺していた。
ユースタスさんだとやりすぎて街まで破壊しそうだし、私が相手をした方が良い。
それに何より、ムカついた！
自然と口角があがる。
「さて、誰からやりますか？」
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もむ(プロフ) - 明理さん» なるほど、了解です！ (2021年12月28日 21時) (
レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - もむさん» ほへぇ…なるほどぉ…ちょっと気になって聞いてだけなんでお気になさらず…ｴﾍ (2021年12月28日 19時) (レス) id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» 文章の終わり（一部が終わった）のと、中間は丁度25話目だったからつけたので、意味は間違ってはないと思っています。続き書き出したらこの後書きは削除する予定ではありまして、『中間あとがき』になってますね。 (2021年12月28日 19時) (レス) @page25 id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 中間あとがき…？なかがきでは？ (2021年12月28日 17時) (レス) @page25 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» コメントありがとうございます！ホラー話の部分楽しんでいただけて良かったです！ (2021年11月17日 23時) (レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
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