霧の渦巻く島 ページ5
「一体この島、どうしちまったんだ？」
「ある海賊が来てからこの島は、霧のかかる陰鬱とした島になっちまった…。
こんな事君らにしか頼めない…この島を助けてくれないか」
深刻そうな顔をして、お爺ちゃんは切り出した。
「ゆっくり船も買ってられないな……で、そいつはどこにいるんだ？
さっさとぶっ飛ばして霧を晴らそうぜ！」
エースはなんて事ないように言うけど、島全体に能力出せるような奴らって、結構な強さなんじゃ……？
「お、おぉ！！そうかっ！そうかっ！」
お爺ちゃんは感激して泣きまくって、落ち着かせるのに苦労した。
×××
「舞踏会に出ることは分かっとるが、普段のアジトは分かっとらん。皆奴らに怯えて家にひきこもっとるんだ」
爺さんは物も売れんわいと肩を竦めた。
「へぇ舞踏会……え、舞踏会？」
「この島は観光地で、特に上流貴族がやってきてたはずだよい」
冷静にマルコさんが答えた。
なるほど、だから舞踏会なんて事やってるのか。
……ん？こんな状況下で、今もやれているのか？
するとお爺さんは私の様子に気づいたのか、説明をつけ加えた。
「入ったことは無いがの。
若い娘や男が攫われたって話と、その時の海賊の話から察するに、攫ったヤツらと共に舞踏会を舞夜開いて居るらしいんだ。
毎夜ここまで、音楽が聞こえてくるわい」
「……つまり、」
「その場所に突入するのが手っ取り早いよい。もっと詳しく話を聞かせてくれるか、爺さん」
マルコさんは眉を顰めて、お爺ちゃんに言った。
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もむ(プロフ) - 明理さん» なるほど、了解です！ (2021年12月28日 21時) (
レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - もむさん» ほへぇ…なるほどぉ…ちょっと気になって聞いてだけなんでお気になさらず…ｴﾍ (2021年12月28日 19時) (レス) id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» 文章の終わり（一部が終わった）のと、中間は丁度25話目だったからつけたので、意味は間違ってはないと思っています。続き書き出したらこの後書きは削除する予定ではありまして、『中間あとがき』になってますね。 (2021年12月28日 19時) (レス) @page25 id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 中間あとがき…？なかがきでは？ (2021年12月28日 17時) (レス) @page25 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» コメントありがとうございます！ホラー話の部分楽しんでいただけて良かったです！ (2021年11月17日 23時) (レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
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