殺されなくて良かった ページ30
驚く船員に私は捲し立てるように続けた。
「ユースタスさんを私が殺せるとは思えませんし、こんな貧弱な私に負けるような連中が海賊やれて良いんですか！？
そんなのはきっと船長さんも願い下げだと思います！！！」
「おれが怖がってるって！？」
「違います！ユースタス・キッドさん！！！！貴方に聞いてますどうなんですか！？餓鬼に武器を持たせないほどビビりなんですか！？！？」
いいいいい言ってやった！！言ってやったぞ！！！！！
私の船を何やら興味深そうに見てたこの海賊の船長は、その言葉に反応した。
ズンズン無言で近づいくる…近づいてくる！？
こ、殺される…！も、モクモク──！
「そんなんで挑発したつもりかよ」
「えっわっ！！」
船員が持っていた私の剣を無造作に私に2本とも投げて寄越した。
見上げると、私を見下ろしているユースタスさんの姿が目に映った。
潮風に吹かれて真っ赤な逆立たせた髪が揺れる。
「だが良いぜ、乗ってやる。その武器は自分で持っとけ！敵襲がきてもお前のことは誰も守らねェし、おれの首を狙ってきても良いぜ。
そんときは今度こそ、お前を海の藻屑にしてやるよ！！！」
海賊らしく凶悪な笑みを浮かべて、逆光も相まって赤い双眸が鋭い殺気と共に煌めいた。
流石”最悪の世代”と謳われる人だ。その迫力に魅せられる。
「──でも、首は狙わないですよ、私はよ、弱いので」
主にメンタルがな！殺されるかと思ったわ！！！
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もむ(プロフ) - 明理さん» なるほど、了解です！ (2021年12月28日 21時) (
レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - もむさん» ほへぇ…なるほどぉ…ちょっと気になって聞いてだけなんでお気になさらず…ｴﾍ (2021年12月28日 19時) (レス) id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» 文章の終わり（一部が終わった）のと、中間は丁度25話目だったからつけたので、意味は間違ってはないと思っています。続き書き出したらこの後書きは削除する予定ではありまして、『中間あとがき』になってますね。 (2021年12月28日 19時) (レス) @page25 id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 中間あとがき…？なかがきでは？ (2021年12月28日 17時) (レス) @page25 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - 明理さん» コメントありがとうございます！ホラー話の部分楽しんでいただけて良かったです！ (2021年11月17日 23時) (レス) id: cf3c02ea20 (このIDを非表示/違反報告)
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