episode44 ページ45
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さあ、試合当日。ロンとハーマイオニーが更衣室まで来てくれたのを見届けてはハリーの背中を優しく撫でた。
双子はAに笑みを見せると、気合を入れる。
ウッドはハリーにスニッチをなるべく速く、捕まえるよう伝えると大勢の観客の中にダンブルドアが居るのを見つけた。
『ダンブルドア先生まで見に来てるわ』
フレッドとジョージと共に覗けば驚きの声を上げる。
『フレッド、ジョージ。ブラッジャーも扱いには気を付けてね？』
Aの言葉に2人は笑顔を浮かべた。
「「ああ、任せろ」」
試合開始と共にAは箒を走らせる、が──
「ハリーがスニッチを取ったぞ！」
『新記録じゃない！？』
全ての観客、そしてメンバーは大喜びで、ウッドに関しては雄たけびを上げている。
「「よくやった！ハリー！」」
お祭りムードの双子にクスクス笑うAは少し悪戯な笑みを浮かべた。
『勝利の記念、ってことで行かない？──禁じられた森に』
「「大賛成！！」」
双子はAのお誘いに大喜びだった。ようやく行けると楽しみで、早速今夜行こうと計画を練る。
誰にも見つかってはいけない、というのは大前提で忍びの地図を広げどのルートで行くかまで素早く決めた。
グリフィンドールの談話室ではお祭りムードであり、とても賑やかだった。ハリーを称える声にAは自分の事のように喜んだ。
時間が経つのは早いもので、もう夜になり双子とAは準備をする。リーも誘うと話していたが寝てしまっており、３人で行くことにした。
──明日、謝らなくちゃね。
「Aもこれで、俺達の仲間入りだな？」
フレッドの言葉にAは指を指して告げる。
『１回だけよ！』
しかし双子はニヤニヤしている。視線に耐え切れず目を逸らすと、暗い森へとランタンを片手にそっと静かに入る。
『……流石、慣れてるわね』
「怖いかい？」
『……怖くないわ』
強がっていると分かっている双子は相変わらずニヤニヤしているが、Aは知らんぷりをする。
怖くない、と言い聞かせるも未知の場所と危険だと言われている理由しか知らない。正直、怖いに決まっている。
自分から言い出したのだから、ここで怖いなんて口に出来ないとAは少しだけ後悔していた。
──よくこんな場所に平然と入れるものだわ。
思わず感心してしまう。
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高菜(プロフ) - あおさん» わわ、こちら誤字でした(´;ω;｀)「魔法」ですね。修正しました！ご報告ありがとうございます。助かりました。 (2021年12月18日 20時) (
レス) id: 5d2279693e (このIDを非表示/違反報告)
あお - な方？ (2021年12月18日 19時) (レス) @page37 id: 46efee1d0c (このIDを非表示/違反報告)
高菜(プロフ) - 星空夢月さん» 読んでいただき、ありがとうございます！わー！すみません、ありがとうございます！修正しておきます。誤字報告助かります！ (2021年12月11日 13時) (レス) id: e272390ee5 (このIDを非表示/違反報告)
星空夢月(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！エピソード41の始めの文のところが、名前になってます！！ (2021年12月11日 11時) (レス) @page42 id: 335f3bf1dc (このIDを非表示/違反報告)
高菜(プロフ) - 不死川さん» 読んでいただきありがとうございます！大好きと言っていただけて、本当に嬉しいです。長いお話にはなりますが、最後までお付き合いしていただけるよう、頑張ります！ (2021年12月9日 15時) (レス) id: e272390ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高菜 | 作成日時：2021年12月4日 21時
