episode19 ページ20
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「どういう事なんですか！説明なさい！」
「あ、あの……」
『先生、これは──』
「私のせいなんです、先生」
ハーマイオニーの言葉に全員がそちらに顔を向ける。
「なんですって？ミス・グレンジャー」
「トロールを探しに来たんです。本で読んだから倒せると思って。でも、ダメでした。A、そしてハリーとロンが来てくれなかったら、今頃死んでました」
３人は驚きの表情をしていた。
それは勿論、マクゴナガル先生もだった。
「助けに来たのだとしても、とても愚かな行いでした。もっとよく考えて行動してもらいたいものです！ミス・グレンジャー、あなたには失望しました。グリフィンドールは５点減点です。判断力に欠けていますよ。あなたたち３人も。無事だったのは運が良かったからです。１年生で野生のトロールを相手にして生きて戻れるのはそういないでしょう。……おまけに、ミス・ベックフォード。あなたもです。先輩なのですよ？──よって５点ずつ３人に与えることにします。その幸運に対してです」
４人は顔を見合わせるとホッとした。
「さ、もう、行きなさい。トロールが起きるかも……」
クィレルの言葉に外に出ようとするが、Aはクィレルに肩を触れられると激しい頭痛に襲われた。
『──ッ！？』
視界がグラグラと揺れ、立っているのもきつかった。
同時に脳裏に浮かんだのは──
「ミス・ベックフォード！？」
ここでAの意識は途切れてしまった。
────
Aはゆっくりと瞼を開きながら、両手が握られているなとぼんやり考えた。
すると見慣れた同じ顔が、目の前に現れ小さく笑った。
『……おはよう。フレッド、ジョージ』
「「ああ、おはよう」」
『もしかして、医務室？』
「そうさ。君が倒れたって聞いて驚いたぜ」
「おまけにトロールを倒したんだろ？更にビックリだ」
『ふふ、とても刺激的だったわ。それに、ロンに助けられたのよ？』
「「流石、弟だ」」
クスクス笑うと、マダム・ポンフリーが現れる。
「ミス・ベックフォード、体調はどうです？」
『ご迷惑をお掛けしました。もう大丈夫です』
「ええ、顔色も良さそうですね。では、戻ってよろしい」
『ありがとうございます』
Aは礼儀良く挨拶すると、3人で医務室を出た。
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高菜(プロフ) - あおさん» わわ、こちら誤字でした(´;ω;｀)「魔法」ですね。修正しました！ご報告ありがとうございます。助かりました。 (2021年12月18日 20時) (
レス) id: 5d2279693e (このIDを非表示/違反報告)
あお - な方？ (2021年12月18日 19時) (レス) @page37 id: 46efee1d0c (このIDを非表示/違反報告)
高菜(プロフ) - 星空夢月さん» 読んでいただき、ありがとうございます！わー！すみません、ありがとうございます！修正しておきます。誤字報告助かります！ (2021年12月11日 13時) (レス) id: e272390ee5 (このIDを非表示/違反報告)
星空夢月(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！エピソード41の始めの文のところが、名前になってます！！ (2021年12月11日 11時) (レス) @page42 id: 335f3bf1dc (このIDを非表示/違反報告)
高菜(プロフ) - 不死川さん» 読んでいただきありがとうございます！大好きと言っていただけて、本当に嬉しいです。長いお話にはなりますが、最後までお付き合いしていただけるよう、頑張ります！ (2021年12月9日 15時) (レス) id: e272390ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高菜 | 作成日時：2021年12月4日 21時
