虎のエースなあの人に。 (ページ4)

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冷やかしと祝福。ページ4

Aside

晋太郎は私の薬指に指輪をつけ、そのまま、手首にキスを落とした。

『私なんかで良いの？』

藤浪「A以外は考えられんわ。」

不安になって聞いてみると、優しく答えてくれた。

藤浪「せっかくやし、みんなに見せつけたろか(笑)」

『？晋太郎、ちょっとおかしいよ？』

藤浪「大丈夫や。ちょっと、動かんといて。こっち向いて。」

言われるままに晋太郎と目を合わせると、彼はカメラがあるであろう方にニヤリと笑って、

私の唇を、自分の唇でふさいだ。

『晋太郎！ヒーインまだ途中！』

藤浪「良いやん。文句言うならもう一回やるか？」

『いや、遠慮しとく。』

「お熱いですね―！藤浪選手、Aさん、おめでとうございます！」

藤浪「ありがとうございます！絶対に幸せにしてみせます！」

「今日のヒーローは藤浪選手でした！」
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怒濤のヒーローインタビューを終えれば、みんなから冷やかしと祝福。

中谷「晋太郎、俺らの姫さん幸せにしろよ！そんな綺麗な人なかなかおらんで！」

北條「二人とも、お幸せに！離婚しないでよ！離婚したら奪うからね！」

『史也うるさい！』

「Yui!You will be happy!(君は幸せになるよ！)」

『ランディ、Thanks!』

スワローズの選手もお祝いに来てくれました。

山田「A！おめでとう！ただ俺としてはすぐ別れて欲しいけどな～？」

川端「こら、哲人！二人ともおめでとう！幸せになってよ！」

『はい！ありがとうございます！』

つば(A、おめでとう。)

『つば九郎！ありがとう！』

つば(そんなんだったら、すぐに離婚するよ)

『しないから！』

あの畜ペンは後でシバこ。

『晋太郎、』

「どうしたん？」

『私を選んでくれて、ありがとう。』