幻の虎戦士。 (ページ7)

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野球の神様は。ページ7

Aside

『ホンマに何やねん！』

初日から精神的に疲れました。

凉が偽名だったってバレるし、本業バレたし、質問攻めにあうし…

『個人情報バラさなあかんかったし、皆よそよそしいし、手首痛いし、初日からこんな疲れる思わんかったわ！明日にでも辞めたろか！？』

誰ともなく八つ当たりをしていると、

中「Aさん…？監督が呼んでましたよ？」

中谷さん登場。予想外の伏兵(？)に一気に戦意(勝手に)喪失。

『中谷さん見てましたよね…？』

中｢それより監督呼んでます。急いで行ってください。｣

会話になってない。まあ良い。行こう。

中｢Aさん、広報辞めないでくださいね。｣

『辞めません。あれ以上の事がない限りは。』

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『監督どうされまし「キャンプ帯同。本格的に仕事してもらうで。」…わかりました。』

10秒足らずで会話終了。

待て、「本格的に」って……

『先輩に教えてもらわなあかんやん……』

広報の先輩何となく苦手な人が一人おんのに。

明らかに仕事＜選手な人とか大っ嫌いやのに。

『あの先輩しかおらんやんか！どんだけ運悪いねん！』

〈野球の神様は意地悪です〉