検索窓
今日:15 hit、昨日:23 hit、合計:59,236 hit

オールスターのサプライズ。 ページ46

山田哲人side

「凉…なんでオールスターの時までおるん?」


『自分にもわからないです。監督に召集されたんですけど…また取材できるから嬉しいですけどね。』



本当は選手の密着取材したいんですけどね、と笑う凉。引退しても相変わらずイケメン。



「なあ、それ」


『?』

「敬語。いつになったら抜けるん?」


『許可をもらってないから抜けませんよ。』



「今許可出したけど?」



凉は全く敬語を抜く気配がない。阪神ではタメなの知ってるよ?現役時代からタイガースの人に敬語使わなくて怒られたの何回も見たよ?


『でも「えーやん、敬語抜きにしーや。」…坂本さんまで…』


柳田「俺も敬語なくして欲しい!違和感しかないしあの糞ガキ感がないと凉じゃないし。」


『ギータさんまで…わかりましたよ。オールスターの間だけ敬語禁止で。』



オールスター終わっても禁止が良い、と言ったらわき腹に強烈な一撃。


「うげっ…手加減しろよ…」


『こうかは ばつぐんだ!』



「無視かよ!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「阪神の人から聞いてたけどまさかマジで練習してるとは…」


糸井「この合間に取材とブログも書いてるんやろ?お疲れさん。」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「あれ、いつもベンチ入ってたっけ?」


『監督に許可もらえたから来ました。監督ありがとうございます。』


坂本「なんでユニフォーム着てるん?」


『監督達の悪ふざけです。』

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この時点で散りばめられた伏線に気づくべきだったかな?


怪しいことを見事に平常にする凉。



9回、サヨナラのチャンス。


伏線に気づかせるようにウグイス嬢の声が響いた。



「六番 坂本に代わりまして 大谷凉」


「「「…はぁ!?」」」




引退したはずの彼が、オールスターのバッターボックスに立った。




見たことがないくらい、野球を楽しんでる顔だった。

打てとは言ってない。→←兄妹揃って…



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

名無し70024号(プロフ) - 大谷翔平の漢字間違ってます!! (2022年2月3日 0時) (レス) @page2 id: e528b3bdc8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:神瀬結衣 | 作成日時:2018年12月18日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。