イメチェンってやつ ページ34
思い立ったが吉日と。昔の人もたまには良いことをいうもんだ。
SnowManの皆に泣かされた後美容院を予約して次の日の午前中に髪を切ってメッシュも入れた。顔馴染みの美容師のお姉さまには失恋？と聞かれたので否定はしておいた。
元々肩甲骨の辺りまであった髪を首の半分が隠れるくらいの短さにまで切ってもらった。
「やっぱ印象変わるね〜」
『頭が軽い…久しぶりやわこの感覚』
「ショートだと乾かすのも楽よ？」
『知ってる。高校三年間ショートやったし』
あの時は普通の女の子になりたいって理由だった。アイドルの私を見せないように髪切ってメイクで変装して喋り方も変えて。
今は違う。普通じゃない、演技でもない私を大好きになるためだ。
「似合ってるから自信持ちな！」
『うん。ありがと』
『…あの、そんなに見られたら恥ずかしいんですけど』
今日はSnowMan全体での仕事はないから一人で事務所に来た。そして色んなグループのお兄様方や可愛い弟たちに囲まれた。
王子様に囲まれたからかバラの花が舞う幻覚が見える。
平野「え、もしかして失恋？」
『後で覚えとけよ』
永瀬「お転婆な姫様」
伊野尾「えっ、Aちゃん失恋」
『してないです！まず恋すらしてないです』
山田「この後ジャにの撮影だよね？髪切ったこと言ってるの？」
『言ってない。完全サプライズ』
長尾「めっちゃカッコいい！」
『そう？』
西畑「こういうカッコいい感じのAも好きやわ」
この空間にいる人の中で道枝君だけが何も言わないし目も合わせてくれない。彼の方をジーっと見るとさっと目を逸らされる。なんでだ。
『みっちー、こっち見て？』
道枝「いや、その…」
『私の事ちゃんと見てくれないとお姉さんは悲しい』
山田「お姉さん…？」
『涼くんは何も言わないでよ』
一分ほど格闘してようやく見せてくれた彼の顔は耳まで真っ赤になっていた。高校生とかの女の子が好きな人を見ているときの顔。かわいい。
西畑「みっちーはカッコいい曲やってる時のAが一番好きなんやって」
『アンリミとかBLAZEとか？』
西畑「やから今のAがカッコよすぎて直視できひんねんて」
危うく誘拐犯になる所だった。年下男子の可愛さが私を惑わせる。ウチの最年少とは違った可愛さが道枝駿佑には存在する。
道枝「ね、Aちゃん」
『どうかした？』
道枝「髪切ってもAちゃんはAちゃんのままですよね…？」
『…ホントに連れて帰っていい？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 890人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神瀬結衣@虎党(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！美紀様も体調にはお気をつけくださいね (2023年2月14日 20時) (
レス) id: 86c45c0b8a (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - Snow Man大好きです最高ですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (2023年2月14日 17時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神瀬結衣@虎党 | 作成日時：2023年2月13日 0時
