心を拾った虎の子。

対極 ページ3

結局、たかみなさんも交えた話し合いを経た結果。


映像だけ出ることになり、当日は関西に戻れることになった。



そして、今はその撮影中。

「３，２，１……」


『劇場公演にお越しの皆様、お久しぶりです。元AKB48の神崎律です。

本日は、ファンの皆様に重大発表があります！たかみなさん、よろしくお願いします』


まず、サプライズ公演前に導入として流す映像。


そして、もう一つ。



『先ほど発表があったように、12月のFNS歌謡祭で私たちAKB48の元メンバーが復活します！それに合わせ、他のテレビ番組にも出演させていただきます。

また、今日、自分はスケジュールの都合で参加できていませんが当日やその前後のテレビ出演には参加します。新・神崎律をお楽しみに！』







「……ハイＯＫ！」

『今ので大丈夫ですか？』

「大丈夫！良すぎる」

『なら良かったです』


彩「めっちゃカッコよかったで！」

『そうかな？』

篠「私たちとは違う」

小「Beginnerとか本当に痺れたからね」

『いぇい』



「可愛いだけが女の子じゃない」それがAKB時代、自分のコンセプトだった。

確かに、可愛いだけが女の子じゃない。でも、カッコいいだけの自分じゃない。



彩「いつ向こう行くの？」

『22日にこっち出発する』

彩「いいなー行きたかった！」

『さや姉阪神ファンやし……自分のユニ着てるの見たことないけど』

彩「それは言わんで良いやん！」

『大丈夫、自分もやから』

「「「え？？」」」


『彼氏様のユニ、まだ持ってない』

だって、あの人がプロ入りした時すでに自分は活躍してたもん。

彩「何も言われへんの？」

『嫉妬とかするような人じゃないから、、』



楽とも思うけど、ちょっと寂しく思ったり。

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