ありがとうがいっぱい。 ページ42
F25「A、手大丈夫なん?」
『…言わないでくださいよ。』
言われた瞬間に痛みが舞い戻ってきた。
F6「壮行会の前にお前は病院行ってこい。」
菜月(トレーナー)「行きましょう。これ以上ひどくなっても困りますし。」
『…はい。』
深夜でも営業している病院に行き、検査結果を待つこと20分。
医者「これは…折れてますね。」
もう少しオブラートに包んでよ。
『やっぱり…』
医者「復帰も見込んで2、3ヶ月って所ですね。大丈夫、治りますよ。」
.
『やっぱり折れとったわ。』
F25「それでよく投げれたよな……」
F6「無茶のしすぎや。」
F7「後で尋問部屋な。」
遥輝怖すぎる。助けて―。
『…とりあえず寝て良い?』
F30「誰?今日一緒に寝るの。」
今日は確か…直くん(F51)やった。
『なお、ごめん。ちょっとだけ我儘言うてもええ?』
F51「?どうかした?」
『今日だけは、拳士と一緒が良い。』
遥卓辺りがコップを落とした音がした。
F2「…俺で良いの?」
『拳士じゃなかったら嫌。』
F9「Aがついにデレた!?」
F7「嘘やろ!?嘘って言え!」
騒ぐ人たちを横目に、兄を引っ張って自室へ。
ならんでベッドに横になった。
そっと兄を抱き寄せて、心臓があるであろう位置に耳をくっつけた。
少し早い鼓動が聞こえてきた。
『私さ、やっぱ拳士のこと好き。
性格とか、野球への姿勢もだし心臓の音とか匂いも全部大好き。』
F2「…可愛い(笑)」
一つ、彼に伝えたいことがある。
『拳士、』
F2「どうしたの?」
『あの日、私を妹にしてくれてありがとう。』
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神瀬結衣@虎党(プロフ) - あいさん» すみません、間違えてました。修正しました! (2019年5月19日 22時) (レス) id: d23ea75f33 (このIDを非表示/違反報告)
あい - たいしって泰示やなかった? (2019年5月19日 22時) (レス) id: 6942093d8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神瀬結衣@虎党 | 作成日時:2019年4月11日 18時