あの人の妹はFightingGirl! samurai (ページ29)

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尋問部屋。ページ29

長い長い(？)侍での戦いを終え、北海道に帰還しました。

この後はもちろんわかっていますよ。

『ただいまで―す！』

「「「お帰り―！！」」」

F2「はい、翔さん宮さん近ちゃん翔平はそのままで良いので、Aはこちらへどうぞ―。」

『ですよね―。』

泰示さんに背中を押され、入れられたのはとある部屋。恐ろしいほど何もない。

そして、椅子に座って待ち構えてたらしい遥卓と鍵さん。

少し遅れてきた拳士と泰示さん。

うん、めっちゃ面倒な人達。間違いない。←

F7「A、ちょっと話しよか―。」

先輩達はさりげなく動いて私を包囲。逃げられる確率はない。

…まあ、逃げる気もないけど。

『なんか話すことあるっけ？』

F7「アホか。引退騒動についてや。」

F9「とりあえず、話してもらおか。」

『…理由はあの時のだけだよ。自分がここにおるのは間違いやから。間違いは正さなあかんやろ？』

F7「…なあ、いつからそんな悲しいこと言えるようになったん？」

『…いつだろうね。』

本当はずっと思ってたんだ。私がここにいちゃいけないって。

いなくなるのが早まっただけ。そうでしょ？

『遥輝はさ、私にここにいてって言ってくれるの？』

F7「…当たり前やろ。」

遥輝、ごめんね。

『じゃあさ、その願い諦めた方がいいよ。もう決めちゃったことだから。』

いつからだろう。

こんなにも無慈悲になってしまったのは。