あの人の妹はFightingGirl! samurai (ページ15)

今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:59,296 hit

その手に金色を。ページ15

「四番、ショート杉谷A 背番号18」

私はこの時を待ってたのかもしれない。

球場がざわついて、皆が驚愕しているのを。

Sh9「A、行くんか？」

『当たり前。ギータの首に金メダルを掛けてやりたいしね。』

Sh9「え！？Aが掛けてくれるんか！？」

『私でよければ。』

Sh9「よっしゃ―！手始めに猛打賞と盗塁や！」

.

T19「魔性の女。」

『見てたんか？』

C1「あの人うるさいから目立つし。」

『あ、誠也！あんた今回呼ばれてなかったか思たらおったんか！』

C1「ええ！？」

T19「ずっとおったで！？」

『…ごめん、風景の一部にしか見えてなかったわ。』

試合後は背後に気をつけよう。

どっかの誰かさんが水かけてくるかもしれないし。

F6「A、大地から伝言来てた。」

『大地…あ、マリーンズの？』

F6「今日試合後we areやれって。」

いや、勝てってことやんそれ！

『つまり勝てと？』

F6「やろな。大地も無理難題吹っ掛けてくるなぁ。」

まあ、私たちが掴む未来は一つ。

"侍ジャパンで金メダルを獲得する"

『大将、』

F6「何や？」

『もし世界一になったら、私の首にメダルを掛けてください。』

F6「なったら、じゃないやろ。」

『？』

F6「俺らが世界一になるんやろ？Aの首に二本三本でも掛けたるわ。」

そうか。Ifじゃ意味がない。

「もしも」じゃなくて「絶対」にするんだ。

『I will be a champion.』