あの人の妹はFightingGirl! samurai (ページ11)

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I play for you. ページ11

Bs34「Aだったらなると思ってた。Aは強いから。もっと自信持ちなよ。それに、Aは一人じゃない。俺らがいるでしょ。

…もっと俺らを頼ってよ。」

『…頼る？』

他人を信じられない私が人をどう頼れと？

Sh9「Aは無理しすぎなんじゃ。そんなに頑張る必要あるか？無理し続けた結果が今のA。

…Aはあまりにも弱いんじゃ。外見は強いけど中身はめちゃくちゃ脆い。そして、弱い自分が嫌で逃げてる。」

逃げる……か。

"逃げるの?"

いつの日か増井さんに言われた言葉。

私は何から逃げてきたの？

挑戦、大役、孤独、自分の気持ち、、、

いや、違う。

変わることから逃げてるんだ。

『でも、もうやり直せないって…』

F6「俺らは、な。」

『？』

L33「Aにはまだやり直せるだけの時間があるじゃん。まだ若いし、Aの力があればいくらでも変われる。そこから逃げちゃ駄目。」

『でも私には…』

G25「無理だって言うなら俺の質問に答えて。

Aは、"誰のために"野球をしてきたの？」

『誰のために…？』

ファンのため、チームのため、私を応援してくれる皆のためじゃない。

私はなぜ野球をしてきた？

全国のBaseballGirlのためじゃないか。

野球少女に夢と希望を与えるためじゃないか。

『…全国の野球少女のためです。』

G25「じゃあ、その人のために戦いなよ。皆、Aがいつか四番に立つんじゃないかって待ってるんだよ？」

『…待ってる？』

F6「正直言って、俺もずっと待っとったで。Aがファイターズの四番をいつ奪うか。A以外やったら簡単に渡さんわ。Aやからこそ譲れる。それは、Aがずっと努力を続けてきたからや。」

Sh9「大丈夫じゃ。Aにできんことはないじゃろ。自分を信じろ。」

決めた。もう迷わない。

『私は…四番として、侍を世界一にする。』