あの人の妹はFightingGirl！memory (ページ7)

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落下、下降、急降下。ページ7

暗い。どこまでも暗い。寂しい夢。

『お兄ちゃん、遥輝、卓さん、きゅん、大将、宮さん、剛くん、近ちゃん、直くん、優くん、哲人、慎吾さん、宣親さん、ライアン、勇人、

すがのっち、誠司、椋丞、誠也、菊丸さん、翔平、晋太郎、健斗、鳥さん、能見さん、大島さん、平田さん、陽太、ゴウさん、ヤマヤス、

師匠、ギータ、いまみー、甲斐くん、嶋さん、まっちゃん、秋山さん、友哉、金子さん、西さん、大地さん、涌井さん、レアード、

つば九郎、ドアラ、トラッキー、B☆B、カビー、レオ、ズーちゃん、、、』

寂しいのが怖くて、ただただ皆の名前を呼んでた。

セ・リーグ、パ・リーグの選手と、マスコット達。

それが急に止まってしまった。

声がでないし、寂しさが溢れて止まらない。

やっと出た声は、心とは真逆の言葉を紡いで。

『遥輝って、、卓さんって、誰？』

全く知らない人を呼んでいたらしい。

誰一人として知らないのに、なぜ知ってたんだろう。

なぜ名前を覚えてたんだろう。

浮遊ではなく、落下。

上昇ではなく、下降。

意識も身体も、急降下して、闇へ吸い込まれてく。

闇の中、少しだけ見えた光。

そこに手を伸ばしながら、呟いていた。

『………宮さん……』