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本当の姿は? ページ5

F2side

F9「拳士、さすがに冗談きついで。」


F6「卓、冗談なんかじゃない。本当のことや。病室に来てたあの夫婦がAの本当の両親。



ただ、Aも拳士もあいつらのことを親とも家族とも思ってない。」



Ys1「何があったんですか?」


「捨てられたんだ。中学生になり、反抗期が来て、親と対立するようになって、捨てられた。



それを、たまたま近くにいた俺と大将が保護して、俺の家に引き取られたってこと。」




F25「拳士、Aが元々どこの家の子やったかわかるか?」


「勿論。A建設のお嬢様で、時期社長と噂されてた人がA。その会社はお兄さんが引き継いでるけど、経営状態があまりよくないらしい。」


F6「そこで、今まで音信不通だった優秀な妹に目をつけて、狙ってるってことや。でも、Aにも球界という活躍の舞台がある以上、これまでは手が出せなかった。



そこにこの事故や。事故に乗じて、Aを連れていこうとしとる。」


一気に場の殺気が強くなった。




「大丈夫。Aは絶対に渡さない。妹を簡単に渡すほど兄としての自覚がないわけじゃないから。」



Ys1「スワローズとファイターズで…いや、12球団でAを守りますか。」



哲人の声が、いつも以上に決意に満ち溢れていた。



この世界にいて良かったと、心から思った。

愛情を知らない。→←白いアルバム。



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作者名:神瀬結衣@虎党 | 作成日時:2019年3月3日 0時

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