検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:58,450 hit

拝啓、野球の神様へ。 ページ14

Sh9「A、球界に戻るんか?」


あ、肝心な事を忘れてた。




『まだ、戻らない…というか戻れない。』

Sh2「何か理由あるの?」





『まだ、全部を思い出してないから。ファイターズの事もそうだし、スワローズ、他の球団も。



これから、球場を訪ねてみる。12球団の本拠地と、行った記録がある場所も。』


『それが終わったら、元いた場所に戻る。』


Sh3「Aが決めたなら、それでいいよ。」



師匠の言葉が、いつもより深く刻み込まれた気がした。




『ありがとうございます。』



私が誰かわかってる。でも何者かはわからないから。



それがわからないと戻れない気がするから。




『次に会うときは負けませんから。』


Sh60「生意気……」









拝啓、野球の神様、星野仙一様。



私はいつか世界最強になります。

だから、それまで私にとって大切だった人を、



球界の皆を守ってください。


私が今、どれだけの記憶を取り戻したかはわかりません。


でも、全てを取り戻したら、私は球界に帰ります。

それまで皆を守ってください。



そして、私のいるべき場所を教えてください。








祈るように呟いたとき、1つの単語が浮かんだ。



『ファイターズと、スワローズ…?』

それが答えなのでしょうか?

The second piece→←ピースの1つ目。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:神瀬結衣@虎党 | 作成日時:2019年3月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。