心をなくした虎の子。

若虎会議 ページ38

『お兄ちゃん？入るで―。』

タイガースの選手で集まるからと言われ、聖也と光司の部屋に。


T16「遅い。」

T0「Aが最後だよ。」

F25「なんで俺待たすねん。」



『なんで宮さんいてるんですか。タイガースじゃないですよね？』

T5「急に押し掛けてきた。」


不自然に空いてる梅野さんと悠輔の間に着席。

『あれ、ジョンソンは？』


T44「他の選手に誘われた〜って。」







不思議な雰囲気のまま始まった若虎(？)会。


特別ゲストとして宮西尚生さんと森友哉さん(遅刻)をお迎えしてお送りします。よろしくお願いします。

F25「この中でAのプロ入り前から親交あったやつ手挙げて―。」



挙手→近本、梅野、森


F25「森が大阪桐蔭で、近本が関学で…梅野は何やったっけ？」


T44「大学の日本代表です。人見知りが酷くてずっとキャプテンの俺に引っ付いてました。」









「…え？」

一瞬の沈黙を破ったのは光司。


T5「人見知り？Aがですか？」



一斉に首を縦に振る人達。友哉すらもそうなのかよ。


T5「こいつ、全然人見知りじゃないです。むしろ初対面の人でもめっちゃ話しかけに行ってましたよ。"中学生の時は"」





F25「おい森、大阪桐蔭で何があった？」

L10「え、二年生の時に先輩から暴力受けてたぐらいしか知らないっす。」



友哉、今さらっと重要なこと言ったよ？


F25「一年目の事知っとるんはおる？」

『広島の方の誠也ならワンチャン。』





電話で呼び出して、彼の到着を待つ。

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