間違い ページ37
F7side
「…うわ、最悪。アイツと一緒かよ。」
オールスター一日目は登板した美咲がAや木浪君らに打たれ負けセ・リーグの勝利。
負けて落ち込んでるのに追い討ちをかけるようにAと相部屋であることが判明。
「卓さん…俺、Aと同部屋なんですけど…」
F9「マジか!?運悪いな、お前。」
助けてくださ―い、と愚痴を言ってたら手に持っている鍵を盗られた。
『そこで立ち止まられたら邪魔ですけど?』冷たい声の余韻を残してその人は部屋に入った。
F9「…今の、Aか?」
「はい。」
F9「冷たくなっとらん?対応とかその辺。前、交流戦の時も拒否されたって言うとったし、その割には亮とかとはめっちゃ笑顔で喋りよったし。意味わからん。」
守るやつ間違えたんかな、と呟いてた。
「どういうことっすか?」
F9「守るべきは美咲じゃなくてAやったってこと。」
そんなはずないでしょ、と言って電話を切る。
ちょうどAが部屋から出たから聞いてみるか。
「なあ、お前は俺らを…ファイターズを恨んでるん?」
『恨んではないです。"ファイターズ"という箱を恨んでも仕方がないので。自分が恨んでるのは日向美咲と、彼女を庇った人だけです。』
そう冷たく言われた瞬間、あり得ないほど罪悪感がした。
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らい - 日常編読みたいです。 (2019年8月12日 21時) (レス) id: 26611fb27f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神瀬結衣@虎党 | 作成日時:2019年5月27日 21時