あの人の妹はFightingGirl！

再会。 ページ18

F2「A―！」

やっぱり、私はファイターズで良かった。


『お兄ちゃん、遥輝！卓さんに直くんも！』



F7「良かった…またセ・リーグ行くかってヒヤヒヤしたわ。」


『大丈夫、ファイターズを離れるつもりはないから。』

F9「無事で良かった。Aに何かあったらお兄ちゃん、耐えられんわ。」


『いや、卓さんは私のお兄ちゃんじゃないでしょ。』




G49「遥輝さん。」


F7「…慎吾。」

G49「遥輝さん、なんで彼女を誘拐したか知りたくないですか？」





G49「ファイターズが、彼女の唯一の居場所で、最後の砦だって再確認してほしいんです。




はっきり言って、Aはファイターズを完全に信用してるわけではありません。今でも、嫌いになりそうだって、そう思ってるんです。」


G49「もしこの先、Aが苦しむようなことがあれば、ファイターズで支えてやって下さい。


もし彼女が傷つくようなことがあれば、その時は全力で守るし、自分のものにします。」


『保護者かあんたは。』



G49「Aは、俺らが思ってる何倍も強い子です。いつか世界最強って呼ばれる選手になります。だからこそ、守ってください。あの時のように…傷つくのは、見たくないんです。」


F2「つまり、過保護なのは控えろと。」




G49「はい。」









F7「慎吾、Aは俺らに任せて。」

F9「絶対に守るし、傷つけさせないから。」

F15「また二人で会わせるのもOKにする。」

F2「過保護も矯正？するから。」



『慎吾、ありがとう。』


私の友達は、大切な仲間は、






何があっても私を守ってくれた。


その優しさに、もう少しだけ甘えていいかな？

本当に大切なら…→←信じて良いの？

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