408. 現実 【2012/09/02】 ページ8
始発の新幹線で東京を出て、名古屋に着いたのは7:30を少し過ぎた頃
YC「A、俺の腕につかまって」
A「・・あ、もう大丈夫・・」
昨日の晩はひとりで歩くには心もとなくて
ユチョンに支えられながらマンションに戻った
今もまだ足元がふわふわしていて、変な感じがする
だけど、さすがにもう明るくて人のたくさんいる名古屋駅
人目につくのは避けたかった
YC「余計なこと考えなくていいから・・ほら」
A「でも・・」
YC「でもじゃなくて？」
A「・・はい」
YC「よくできました(笑)」
病院まではタクシーで約30分
この時間なら地下鉄もあるけど、ユチョンが一緒の今は現実的な選択肢じゃない・・
YC「美樹ヌナに電話は？」
そう言われてタクシーから電話をかけてみても・・無機質なアナウンスが流れるだけ
YC「どう？」
A「・・病院だから、多分切ってる」
結局、他のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちもつかまらないまま病院に到着してしまった
YC「ちょっと聞いてくるから、Aはここに座ってて」
A「・・うん」
ユチョンが美樹ちゃんから聞いた話では、昨日はICUにいたみたいだけど・・
A「・・はぁ」
鼓動が・・早い・・
・・昨日の晩ユチョンと一緒に整理した心の中も
病院という独特の雰囲気にのまれて・・また少し雲行きが怪しい
YC「受付の人確認してくれるって」
A「・・そっか」
ユチョンが私の隣に座ろうとした瞬間
美樹「Aちゃん！」
A「あっ・・」
立ち上がった私に、飛びつくように抱きついた美樹ちゃん
ふらついた私ごと、ユチョンの腕が支えてくれた
美樹「ありがとう・・来てくれて・・」
私から体を離した美樹姉ちゃんは、腫れた目でほほ笑んだ
美樹「ユチョンも・・ありがとね」
YC「や・・それよりお兄さんは？」
美樹「・・ケガは手足の骨折だけ」
A「じゃあそれが治ったら・・」
美樹「・・ん・・ただ」
YC「・・意識・・まだないんすね・・」
美樹「はねられそうになったのをかわしてケガは骨折ですんだけど・・
その後で転んで頭をぶつけたみたいで・・それで・・」
A「・・そんな・・」
改めて突きつけられた現実
体の力が抜けて、いすにストンと座り込んだ
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ひとみ(プロフ) - はい( ´ ▽ ` )ﾉありがとうございます。 (2012年12月25日 1時) (
レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、Part10開店しました♪またそちらにもコメントくださいね〜。よろしくです！ (2012年12月25日 1時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 遅くまで、お疲れ様です。マイペースで、ガンバです。待ってます〜( ´ ▽ ` ) (2012年12月24日 23時) (レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、あわてふためいていただけるほど待っててくださるってことですよね？？うふふ・・嬉しい・・。今仕事から帰ったところなので、もう少し待っててくださいね♪ (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ミニーさん» はじめましてのミニーさん、いつもありがとうございます♪Part10は準備中のため、施錠しています（汗）整ったら開錠しますので、もう少ーし時間をください（> <；） (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん
| 作成日時：2012年8月15日 22時
