445. スイッチ ページ45
自分の耳を疑った俺は
ゆっくり体を離してAを見た
・・ら
YC「・・ど・・したの？」
その顔は真っ赤だった
A「ごめ・・私、あの・・久しぶりにユチョンとふたりで・・
なんかほら・・急に緊張してきちゃって・・それで・・
あー・・もう・・ヤだ・・」
ついには両手で顔を隠して俯いた
YC「・・」
・・なんだコレ
なんなんだ・・コレは・・
A「・・ごめんね」
まだ赤い頬に両手をあてて
恐る恐るこっちを見上げるA
A「・・怒った？」
YC「・・」
・・か・・かわいい・・
A「ユチョン・・ごめん、変な意味じゃなくて・・うぁっ」
あふれ出してくる感情を抑えられなくて
またすぐに胸の中に閉じ込めた
Aが出した声はやっぱり色気のカケラもなかったけど
それさえもどうしようもなく愛おしかった
A「・・怒って・・ないの？」
YC「怒ってる」
A「・・でも」
YC「Aがかわいすぎて怒ってる」
A「・・え」
ゆっくり体を離して、鼻先にちゅってキスを落とした
YC「んはっ(笑)スキあり〜」
A「・・・」
また「もう！」って怒ってくると思ってたから茶化したのに
きょとんとした顔をしたかと思ったら、すぐに俯いた
YC「・・A？」
覗き込むようにして首を傾けたら
Aがソファの上からドサっと俺の胸に倒れこんできた
YC「っ！？どしたっ？」
A「・・っ・・ぅっ・・」
・・泣いてる
YC「A・・」
泣きじゃくる子どもをあやすように背中をトントンしていると
ようやくAが口を開いた
A「不安・・だったの・・お兄ちゃん・・」
YC「・・うん」
A「お兄ちゃんが目を覚ましてほっとしたけど・・
でも今度は・・ユチョンがいなくて・・また不安になって・・」
YC「ん・・」
A「でも今目の前にユチョンがいて・・やっぱり・・やっぱり・・」
涙をたっぷり溜めた瞳をこっちに向けて
唇を震わせながら搾り出すように言った
A「・・すき」
YC「・・・」
A「だいすきだよ・・」
1回の瞬きで、Aの瞳にたまった涙がぽろっと零れ落ちた
YC「・・A」
それがまるでスイッチだったかのように
どちらからともなく近付いて、互いの唇が吸い寄せられるように重なった
446. スローモーション 【2012/12/06】→←444. 甘さのカケラも・・ 【2012/12/02】
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ひとみ(プロフ) - はい( ´ ▽ ` )ﾉありがとうございます。 (2012年12月25日 1時) (
レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、Part10開店しました♪またそちらにもコメントくださいね〜。よろしくです！ (2012年12月25日 1時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 遅くまで、お疲れ様です。マイペースで、ガンバです。待ってます〜( ´ ▽ ` ) (2012年12月24日 23時) (レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、あわてふためいていただけるほど待っててくださるってことですよね？？うふふ・・嬉しい・・。今仕事から帰ったところなので、もう少し待っててくださいね♪ (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ミニーさん» はじめましてのミニーさん、いつもありがとうございます♪Part10は準備中のため、施錠しています（汗）整ったら開錠しますので、もう少ーし時間をください（> <；） (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん
| 作成日時：2012年8月15日 22時
