444. 甘さのカケラも・・ 【2012/12/02】 ページ44
事務所がエグゼクティブフロアとやらに部屋を取ってくれてたみたいで
一般宿泊客とは別のフロントでチェックイン
おかげで誰の目に付くこともなく部屋に入った
このフロア専任のベルボーイさんが部屋まで荷物を運んでくれて
「ゆっくりお過ごしください」って言い残して部屋を出て行った
YC「ふぁ〜・・つっかれた〜」
大きなベッドにドサっと仰向けに寝転がってふと窓の外を見ると
YC「うわ〜すっげ〜・・城が見えるよ、城」
キレイにライトアップされたお城が窓の外に見えた
・・のはいいけど
この部屋にはもうひとりいるはずなのに、まるでひとり言・・
上半身をムクっと起こして部屋の入口を見ると
大きなリュックを背負ったままのAが突っ立ってる
YC「・・なにしてんの？」
A「・・なにもしてない」
YC「や・・そういう意味じゃなくて」
妙によそよそしいし
YC「こっち来いよ、城が見えるよ？」
A「私・・ここで・・ソファでいい」
そう言って、やっぱりリュックを背負ったままソファに浅く腰掛けた
YC「・・リュックおろさないの？」
A「・・」
何も言わずにおろしたリュックをお腹に抱えるようにして
そわそわと部屋の中を見回してる
YC「A・・？」
A「・・なっ・・なに？」
・・明らかに挙動不審
YC「・・どうした？」
ベッドから降りてAの正面に移動すると
誰がどう見てもわかるように身を硬くしたのがわかった
YC「・・俺、何かした？したなら言ってよ」
A「してない！してないから、大丈夫だから(笑)」
無理して笑ってるのがバレバレ
それに両手を前に出して「だから近づかないで」って言われてるみたいなのもヤだ
YC「なに？その手」
A「え？」
YC「来んなってこと？」
A「・・あ、えっと・・これは・・」
もごもご言ってるけど・・
なんかもうどうでもいいや
Aが俯いて自分の両手をじっと見てる隙に
大きなリュックごと正面からぎゅってした
ら・・
A「ぎゃっ」
それはまるで
しっぽを踏まれた猫が出しそうな声で
人が出すのは・・変なヤツに遭遇した・・時？
それくらい、恋人同士の時間には考えられない
甘さのカケラもない声だった
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ひとみ(プロフ) - はい( ´ ▽ ` )ﾉありがとうございます。 (2012年12月25日 1時) (
レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、Part10開店しました♪またそちらにもコメントくださいね〜。よろしくです！ (2012年12月25日 1時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 遅くまで、お疲れ様です。マイペースで、ガンバです。待ってます〜( ´ ▽ ` ) (2012年12月24日 23時) (レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、あわてふためいていただけるほど待っててくださるってことですよね？？うふふ・・嬉しい・・。今仕事から帰ったところなので、もう少し待っててくださいね♪ (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ミニーさん» はじめましてのミニーさん、いつもありがとうございます♪Part10は準備中のため、施錠しています（汗）整ったら開錠しますので、もう少ーし時間をください（> <；） (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん
| 作成日時：2012年8月15日 22時
