435. ないものねだり 【2012/10/27】 ページ35
時計の針は9時半に近づいていた
到着した名古屋の駅は、人・人・人・・
チャンミンはマネさんに言われたとおりに
グリーン車ってトコのチケットを買った
だからからなのか、新幹線の中は静かだった
JS「うわぁ・・名古屋って夜でもけっこう人がいる」
CM「日本で上位の人口を誇る街ですよ？あたりまえです」
JS「ひつまぶしだけじゃないのか」
CM「ジュンスにとってはそれが全てでしょうね」
JS「なんだよ、はんぶんこしようって言ってた駅弁全部食べたくせに」
CM「全部じゃありませんよ」
JS「ほとんど全部じゃん」
CM「ほとんどということは全部じゃありません」
相変わらずあー言えばこー言い合う弟たち
・・キリがない
YC「はいはいはい、タクシーあっちだから」
指差した方向に向かおうとした矢先
少し先にいた女の子のグループが賑やかになった
俺たちを指さしてピョンピョン飛び跳ねてる
ここで騒ぎになったらさすがに困るし
今後のことを考えるとこの3人旅は無事成功させておきたい
YC「ちょっと急ごう・・」
地味な服でもチャンミンは十分にイケてて
結局何をどうしたって人目を引いてしまう・・
CM「何でバレるんでしょう」
JS「こんなに地味なのに」
全身黒尽くめのジュンスは十分に怪しくて
サングラスがさらに拍車をかけてる・・
彼女たちがいるのは俺たちの進行方向で、タクシー乗り場はその先
いつもの猫背がさらに猫背になって
少し俯きがちに彼女たちの横を通り抜ける
「ね、ユチョンのバッグ超かわいくない？」
「チャンミン足なっが！あのジーンズ特注かな」
「ジュンスって意外とかっこいいね」
こういう時
気付いてもらえるくらい有名になれたっていう優越感と
誰も自分の事なんて知らないところに行きたいっていう現実逃避
ふたつの思いが複雑に交錯する
誰も自分の事を知らないところに行ったって
きっとまた音楽を作ってみんなに聞いてもらおうとするに違いないのに
ステージに立ちたいって、思うに決まってるのに
なのにわがままな俺は
すぐそこで彼女とラブラブしてるあの男みたいに
少し先の路上でギターをかき鳴らすあの男みたいに
胸を張って堂々と歩きたいって思ってしまう
ないものねだり・・なんだけどね
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ひとみ(プロフ) - はい( ´ ▽ ` )ﾉありがとうございます。 (2012年12月25日 1時) (
レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、Part10開店しました♪またそちらにもコメントくださいね〜。よろしくです！ (2012年12月25日 1時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 遅くまで、お疲れ様です。マイペースで、ガンバです。待ってます〜( ´ ▽ ` ) (2012年12月24日 23時) (レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、あわてふためいていただけるほど待っててくださるってことですよね？？うふふ・・嬉しい・・。今仕事から帰ったところなので、もう少し待っててくださいね♪ (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ミニーさん» はじめましてのミニーさん、いつもありがとうございます♪Part10は準備中のため、施錠しています（汗）整ったら開錠しますので、もう少ーし時間をください（> <；） (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん
| 作成日時：2012年8月15日 22時
