420. 大丈夫じゃない人 ページ20
意識を取り戻したお兄ちゃんは次々と検査をして
子ども達や正兄ちゃん直兄ちゃん家族のお見舞いも続いた
そして落ち着いた頃にはもう夜になっていた
美樹「Aちゃん、ちょっと休んできて？」
A「私大丈夫だよ」
美樹「大丈夫じゃない人、東京にいるでしょ」
携帯の電源を切ったまま病室に置いていろいろな対応をしていたから
ユチョンには連絡もしないまま一日の終わりを迎えようとしている
A「でも・・」
お兄ちゃんのそばを離れること
なにより私自身が怖かった
俊秀「また泣いてるかもしれないからな・・電話してこいよ」
美樹「あら、俊くんもユチョンをわかってきたわね(笑)」
私の不安をよそに笑い合うふたり
A「・・なによ・・ユチョンはそんなに子どもじゃないんだから」
俊秀「あ、帰りにコンビニで新聞買ってきて」
A「明日の朝にでも朝刊買ってくるよ」
俊秀「こんなに長く寝てたんだ・・情報に飢えてるんだよ」
美樹「Aちゃん、私はプリンとサンドイッチと無糖の紅茶ね」
A「ちょっと・・妹を使い走りにしないでよ」
俊秀「美樹、Aに千円やって」
美樹「あ、はいはい」
俊秀「おつりは小遣いにしてもいいぞ」
A「もう！そんなのいらない！じゃね！」
怒ったフリして出てきたけど、ホントはわかってる
私を外に出やすいようにしてくれたって
あーあ・・やっぱり敵わないな(苦笑)
病院を出てすぐに携帯の電源を入れると
ユチョンからのメールや留守電がいくつも受信された
仕事の合い間を縫って何度も連絡をくれてたんだ・・
胸がいっぱいになって、すぐに電話をかけた
Rrrrr Rrrrr Rrrr...
YC「あっ、ヨボセ・・あ！間違えた！も、もしもし！」
焦ったユチョンの声と、携帯を落としそうになったような雑音も聞こえた
YC「A・・大丈夫？」
A「うん・・ユチョン、連絡しなくてごめんね」
YC「ううん、それよりお兄さんは・・」
A「実は・・目を覚ましたの」
YC「え・・」
A「意識、ちゃんと戻ったの！」
YC「・・앗싸〜!!」
A「あっさ・・？ユチョン・・あっさーって・・」
スピーカーの向こうで興奮した様子のユチョンの早口な韓国語が聞こえる
A「・・待つか(笑)」
ユチョンが電話口に戻ってくるまで、静かに待った
421. なぜだぜ 【2012/09/29】→←419. ジュンスの予言
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ひとみ(プロフ) - はい( ´ ▽ ` )ﾉありがとうございます。 (2012年12月25日 1時) (
レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、Part10開店しました♪またそちらにもコメントくださいね〜。よろしくです！ (2012年12月25日 1時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 遅くまで、お疲れ様です。マイペースで、ガンバです。待ってます〜( ´ ▽ ` ) (2012年12月24日 23時) (レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、あわてふためいていただけるほど待っててくださるってことですよね？？うふふ・・嬉しい・・。今仕事から帰ったところなので、もう少し待っててくださいね♪ (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ミニーさん» はじめましてのミニーさん、いつもありがとうございます♪Part10は準備中のため、施錠しています（汗）整ったら開錠しますので、もう少ーし時間をください（> <；） (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん
| 作成日時：2012年8月15日 22時
