412. 泣き虫ユチョン 【2012/09/11】 ページ12
もう少しでここを出て東京に戻らないといけないけど
その前に美樹ヌナと少し、話しがしたかった
YC「あー・・A？新幹線の時間ってわかる？」
A「そっか・・ちょっと調べてくる」
YC「うん、ありがと」
携帯を持って小走りで外に出て行ったA
パタンと音をたててドアが閉まるのを確認してヌナに声をかけた
YC「・・ヌナ」
美樹「ん？」
YC「俺・・もう戻んなきゃ・・なんすよ」
美樹「あ・・そうよね？ありがとう・・本当に感謝してる」
YC「や・・あの・・俺また来るんで・・その」
この状況でAのことまでお願いしていいものかと悩んだけど・・
美樹「大丈夫よ」
YC「・・え」
美樹「Aちゃん、さっきと全然表情が違うもの」
まだ何も言ってないのに、美樹ヌナの答えに先を越された
美樹「俊くんに負けないくらい甘いね、ユチョン(笑)」
YC「・・そんなんじゃ・・ないっすょ・・」
美樹ヌナは、いつもの笑顔だった
現実を受け入れて、そしてただ未来を信じている・・そんな笑顔
支える側にいなきゃいけない俺なのに・・やっぱり美樹ヌナは・・強い
美樹「それより、ライブの準備進んでるの？」
YC「・・あぁ・・はい・・まぁ・・」
美樹「やだぁ・・ファンを前にして気のない返事(笑)」
意識の戻らないお兄さんの前で
意気揚々とライブの話をするなんて・・気が乗らない
そんな俺の気持ちを察するように
美樹ヌナは優しく微笑みながら俺を見た
美樹「俊くん、ユチョンのステージ楽しみにしてるのよ」
YC「・・お兄さんが？」
美樹「カレンダーに名古屋公演の日にち書き込んだら有休とってきちゃったの
まだチケット取れてもないのに」
そう言って笑う美樹ヌナの目尻に光るものがあった
気丈に振舞うヌナが見せた涙に
治まっていた感情がじわっと湧き出た
YC「俺・・いちばんイイ席用意します！だから・・だから絶対・・」
お兄さんは威厳に満ちていて、その存在にいつも緊張していた
だけど今、その無口な姿を思い出すとどうしようもなく泣けてくる
叱られてもいい・・怒鳴られてもいいから、早く目をさましてほしい
美樹「ほら、もう泣かない」
YC「・・っ・・っはい」
美樹「泣き虫ユチョン(笑)」
なんて笑った美樹ヌナの頬にも、ひとすじの涙がつたった
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ひとみ(プロフ) - はい( ´ ▽ ` )ﾉありがとうございます。 (2012年12月25日 1時) (
レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、Part10開店しました♪またそちらにもコメントくださいね〜。よろしくです！ (2012年12月25日 1時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 遅くまで、お疲れ様です。マイペースで、ガンバです。待ってます〜( ´ ▽ ` ) (2012年12月24日 23時) (レス) id: 829c98bf56 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ひとみさん» ひとみさん、あわてふためいていただけるほど待っててくださるってことですよね？？うふふ・・嬉しい・・。今仕事から帰ったところなので、もう少し待っててくださいね♪ (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ミニーさん» はじめましてのミニーさん、いつもありがとうございます♪Part10は準備中のため、施錠しています（汗）整ったら開錠しますので、もう少ーし時間をください（> <；） (2012年12月24日 23時) (レス) id: 060510fa82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん
| 作成日時：2012年8月15日 22時
