夏が始まる合図 (ページ38)

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花ちゃんと洗い物をする

「とりあえずほんとにごめん！」

「謝りすぎ！」

めっちゃ謝ってくる花ちゃん

「白岩くんとどうなったの」

「それがなんか盛り上がりすぎて楽しくなっちゃって、好きだけど友達みたいとか言っちゃってさー」

「うんそれ私と河野くんの前でも言ってたよ」

「もうほんとやだ、酔ったら素直になれるどころか言わなくていいこと言っちゃったし」

「白岩くんはなんて？」

「それがよ、好きって確信したらまた教えてとか言うの！！ずるくない！？！？」

「白岩くんって感じだねそれ」

思わず笑ってしまう

「別に何もしてないんでしょ？」と聞くと

「そうなの、まぁ何も言わず当たり前みたいに一緒の布団入って来たけどね笑、
でも指一本も触ってこなくてなんかびっくりしてさー、まぁ私に魅力ないだけかも知んないけど、男って普通そういうとき手出すじゃん？普通に寝て、起きたらもう白岩くん起きてて、綺麗に布団かけてくれててさーーー」

恋した顔でマシンガントークする花ちゃん

洗い物の音のおかげで向こうには聞こえてないだろう

「Aはどうなった？」

「あ、ってか、松本さんのくだり知らないのか、花ちゃん」

「え？知らない何それ」

わたしは昨日の松本さんの件を説明した

「えーーー！？なにそれ！？ムカつく！
松本さん、わたしが入ってるサークルの先輩の妹って言ったじゃん？先輩めっちゃ優しいから妹も優しいかと思ってたんだけどなにそれ
純喜くんに近づきたいからってそんなのダメでしょ！それ純喜くんにちゃんと言わなきゃ誤解されてるってことでしょ！？！？

ってかそんなことあったあとに2人きりにさせてまじでごめんすぎる」

「誤解解くってか、一応言ってないとは言ったんだけどなんか必死に弁解してるやつみたいになってさ笑」

その流れで昨日どんな感じで一晩過ごしたのかも説明して

「ハグされたの！？」とか花ちゃんがおっきな声で言うもんだからちょっとヒヤヒヤしたけど

とりあえず花ちゃんとわたしの状況整理が終わったあたりで

洗い物も終わった

部屋に戻ると同じように色々話してるであろう2人

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