夏が始まる合図 (ページ24)

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junki
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俺のことが苦手であろうAちゃんの家に泊まることになってしまった

女の子の家で寝るなんて半年前に別れた元カノと以来やな

っていうか瑠姫と花ちゃんも大丈夫なんかな？

酔ったテンションで一緒にかえって、起きてパニックなっても知らへんからな

まぁ瑠姫も変なことをするようなタイプじゃないし

ほんまに仲良くなってそうやったから大丈夫やとは思うけど…

そんなことを考えていたら目の前で大きな欠伸をするAちゃん

2人の心配の前に自分らの心配せなよな、うん

俺ももう眠い

「寝る？」と聞くと

「そうだね、、」とまだ困った顔のAちゃん

「俺ここで寝るしAちゃん自分のベッドで寝てな」

「あ、でも、、いや、うん、ありがとう、、、

化粧落としてくるから戻ったら部屋暗くするしちょっと待ってて、、

あー、、部屋着いる、、よね？？

あったかな、、あ、これだ、サイズいけるかわかんないけど、、」

小さな声でそう言いながら、Aちゃんはタンスを漁って奥の方から男物っぽい部屋着を取りだして渡してくれる

「え？これ男もんやんな？彼氏おる？大丈夫なん俺泊まって」

聞かんくてもいいかなと思ったけどあとあと面倒になるんも嫌やったし、そんなことよりなんか単純に知りたかった

「いや、元カレが置いていったやつだから大丈夫」

そう言って、Aちゃんは自分の部屋着を持って洗面所の方に行った

その間にその元カレの置き土産に着替える俺

なんか変な気持ちになる

「ごめん、お待たせ、これ使って。電気消すね」

部屋着に着替えて化粧を落としたAちゃんが、クッションとブランケットを渡してくれる

「ありがと」

そう言いながら顔を見たら照れたように顔を背けられて、急いで電気を消されてしまった

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