見習いと神柱 拾壱 ページ43
鈴「凄かったです師匠！皆様の熱意が私にも伝わってきて！」
「つい熱中してしまったわ」
物吉「でも最後はブラック本丸対策課の方が来て解決できましたね」
「えぇ、それはもしかしたら物吉が運んでくれた幸運かもしれないわね」
「ありがとう、物吉」と物吉の頭を撫でて微笑むA
うっとりとAを見上げて頬を赤らめ嬉しそうに、幸せそうに笑う物吉
幸運を運ぶ物吉にも幸運が運ばれてきたのだ
鈴「？どうしたんですか、師匠」
「…ちょっと、ね」
浮かない顔のAに鈴は不思議そうに見つめる
Aが不安そうに表情を曇らせていることが気になったのだ
だがAは言葉を濁し、鈴には伝えてはくれない
鈴はそれ以上何も言わなかった
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玄武「白虎」
「あら、何かしら玄武」
玄武「お前の過去は知らんが、現世に心残りがあるのは知っている。
…お前に関わりのある時代に、調査に行っているのだろう」
「…それが、なにかしら」
玄武「お前はここに縛られ過ぎだ。…現世に干渉してもお前は“本来”ならいる存在だ。
…少しは自分のことを優先してもいいんじゃないか」
「玄武ッ！」
玄武「後悔はするな、白虎。…壊れるぞ」
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「(壊れる…か)」
鶴にも言われたその言葉
何を思い危惧しているのかAには分からなかった
彼女は強かな女性だ
それは自他ともに認めている事実であり理想として幻想にとどめているものではない
何が壊れるのか
それは精神的なものだということはAも分かっている
ただ何をもってしてどう壊れるのかが分からないのだ
玄武とは共に審神者になり四神に選ばれ茨の道を自身を慕ってくれる彼らとともに突き進んだ戦友だ
Aのことはよく分かっているし、Aも玄武のことをよく知っている
「(後悔はするな…そうね。私も今のままは嫌だわ)」
成人して、プロとして人を助け活躍しているあの子たちを見て、触れてしまって
責任の糸で丁寧に縫われた袋には、綻びができてしまった
「ふふっ…我が儘な主でごめんなさい皆」
夜の帳が駆けていき、辺りを照らす太陰を微笑みを浮かべAは見上げた
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イッヌの毛 - あの苗字が十六夜！作者さん東方好きなんですか？ (2020年10月7日 19時) (
レス) id: e2d97a71dd (このIDを非表示/違反報告)
愛桜(プロフ) - お疲れ様です！暴かれし麗しの花 伍のVIPは、MVPでは無いでしょうか！意図的だったらすいません！ (2020年9月29日 16時) (レス) id: 7f287eacb1 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽(プロフ) - この作品神だと思います！頑張って下さい！もう更新まだかまだかと待ち構えてます！もう好き← (2020年9月10日 20時) (レス) id: ee2ee390ab (このIDを非表示/違反報告)
みかん - なんだ、神作品かよ崇めるわ← (2020年9月10日 6時) (レス) id: 186b49f139 (このIDを非表示/違反報告)
紅しょうが - 刀剣乱舞とヒロアカのクロスオーバー！私得すぎて泣きました(笑)ヒロアカキャラがどう絡んでくるのか楽しみです！四神の設定カッコイイですね好き← (2020年9月6日 17時) (レス) id: 01ef15654f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(*´ω｀*) | 作成日時：2020年9月6日 16時
