女嫌いのあなたに恋をしましたpart4【雪村豹牙】 (ページ28)

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♯136話ページ28

それ以来＿＿＿彼は私の近くに来る事がなかった

ただ、すれ違い際に一言だけ「ごめんなさい」と謝ってくれた

あの時の豹牙が凄くかっこよくて、大事にされてるんだなぁ……って思ったよ

それから＿＿＿1年が経った

喜峰「へ？北海道に戻るんですか……？」

貴方「うん。豹牙もそうするらしい」

喜峰「そ……すか……」

私達は東京の大学ではなく、北海道の大学を受けた

2人とも無事合格して、卒業式を期に北海道に戻る予定だ

喜峰「寂しく……なりますね」

鍛治「……連絡、してね」

貴方「あははは、そんなしんみりしないでよー。一生会えないんじゃないんだからさー！」

そんな話をしていると浪川達に呼ばれ、岬達に別れを告げた

鍛治「……いいの？伝えなくて」

喜峰「は……っ？」

狩屋「そうだよ！岬君の想い、伝えなくていいの！？」

喜峰「伝えても、何も変わんねーだろ。それでAさんが俺を見ることはない……」

太陽「でも、言わないと喜峰君一生後悔すると思うよ？」

雨宮に言われて言葉に詰まる

太陽「最後かもしれないんだよ。砕けたっていいじゃん」

狩屋「思いっきりぶちかましてやりなよ！」

喜峰「馬っ鹿じゃねーの……」

本当、馬鹿ばっかりだ……

こいつらも、俺も