女嫌いのあなたに恋をしましたpart4【雪村豹牙】 (ページ17)

今日:13 hit、昨日:5 hit、合計:21,404 hit

♯125話ページ17

湾田「吹雪さんから…さっき連絡きた」

貴方「………うん」

あれから私達はとりあえず学校に戻った

光良「やっぱり記憶喪失だったんだって」

湾田「しかも、丁度ホーリーロードが始まる前くらい以降の記憶がないらしい。

だから、Aと出会った事も。この高校に通ってるって事も。全部記憶にないらしい」

浪川「……てことは高校辞めんのか？」

貴方「そんな…！」

湾田「それはない……とは言い切れないかな。

医者曰く少しずつ思い出してはくるらしい」

浪川が少し俯いた

湾田達も少し悲しそうな顔をしている

そうだよ…、みんな、辛いんだよね

私がしっかりしないと…

貴方「じゃあ…！頑張って記憶を元に戻そう？

みんなで協力すれば大丈夫だよ！木瀧とか白咲にもお願いするし！」

精一杯声を出して明るく振る舞う

少しだがみんなの顔が明るくなった

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
雪村side

昼間、吹雪先輩と一緒に見舞いに来てた女の顔が頭から離れない

辛く、苦しそうに顔を歪め、泣きそうな顔をして居た

吹雪先輩にあの女は誰かと聞いたけど“僕は雪村が思い出すまで言わないよ”と

言われた…けど、何一つ思い出せない

そんな事を考えているといつの間にか眠りについて居た

『ゆ……ん…。…村君…。雪村君』

＿＿＿誰だ…？

ていうか、此処何処だ…？

何かフワフワする…

目の前には白装束のような服を着、白い面を付けた少年が立っていた

『初めまして……かな？僕は“ユウ”。よろしくね』

＿＿＿此処は……何処なんだ？

『何処って…君の夢の中だよ』