３９．変化した日常 ページ42
＿＿＿あれから数日が経った
地球と違い、１日の周期が早い(らしい)宇宙では既に１回戦が終了したらしい
霧野の情報では一応勝ったらしいけど……
貴方「何だかな〜……」
先生「佐久間、うるさいぞ。教科書読め」
貴方「……はーい」
先生に注意されて渋々教科書を持って読み始める
隣で湾田君が笑いを堪えてたから折れたシャーペンの芯を投げつけておいた
あの日、松風達が宇宙へ行ってしまっても特に生活には支障は無い
でも、やっぱり少し心苦しかった
貴方「私だって……宇宙に行きたかった……」
先生に聞こえないように小さくぼやく
先生には聞こえていなかったようだが……
湾田「え、A宇宙旅行すんの？」
貴方「………」
と普通に聞いていた湾田君が阿保らしい返事を投げかけてきた
貴方「…はぁぁぁぁぁ……」
湾田「何、その盛大なため息。絶対1年分の幸せ逃げたぜ」
貴方「湾田君と居ると幸せなんか寄ってすら来ないかもね」
湾田「何それひっでえ」
ケラケラと笑い飛ばす呑気な湾田君
宇宙の事は円堂さんや豪炎寺さん、そしてレジスタンスジャパンの人にしか伝えられていない
つまり、この学校でその事を知っているのは私と蓮助のみ
チラリと蓮助の方を見るとスヤスヤと気持ちよさそうに眠っていた
貴方「呑気なのばっっかり」
湾田「なんか機嫌悪いけどけど大丈夫か？何かあったら相談しろよ？」
貴方「誰のせいだと思ってんだよ」
湾田「ちょ、Aなんか口悪い……」
先生「湾田、佐久間。いつまでもうるさい。廊下立っとけ。ついでに浪川も連れて行け」
バレないように寝ていた蓮助に気付いていた先生に関心しつつも廊下に出た
何だろう……色々とついてないなあ……
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作者名：なぽん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ranmasa-/
作成日時：2014年2月20日 15時
