３５．ケモノの力 ページ37
雪村「ケモノ？」
不動「お前らで言う化身みたいなもんだろ？」
護巻「だろ？って言われても……」
不動「それに関しては俺もよく分からないんだよ。未だにそれが発動出来るようなそぶりがないしな」
貴方「それ……は。私達にはないんですか……」
不動「そうだな。あったら日本代表に……」
貴方「私がもっと強かったら……出せてたんですか……？」
浪川「A……」
不動「あれは生まれ持った力らしいからそれはないだろうな」
悔しくて視界がぼやける
生まれ持った力……つまり、私達はそれに恵まれなかったのだ…と
ふわりと不動さんが私の頭を撫でる
不動「A？それで自分を妬むなよ？お前はお前の良いところがある。化身も同じような物だろ？出る人は出るけど出ない奴は出ない。それと一緒じゃないか」
貴方「……っ、はい……」
不動「ま、話は以上だ。……つっても、もうお前らの役目は終わったしな…」
と言うと場の空気が変わった
黒裂「レジスタンスジャパン解散……って事ですね？」
不動「そういう事だな」
護巻「意外と呆気なかったな」
真狩「けど、何か納得いかないですね」
浪川「あぁ、瞬木の野郎をぶっ潰さないと気が済まねえよ」
不動「ククッ。やっぱお前ら最高だな。なら、こうするか＿＿＿？」
貴方「けーっきょく解散…ね」
浪川「…ま、いいだろ。とりあえず、戻るぞ。んで、あいつらが帰ってきたら“約束”を果たすんだ」
貴方「……そうだね」
私達は解散する前、ある約束をした
それは………
『今は解散して、イナズマジャパンが宇宙一になって地球を救って帰ってきた時、レジスタンスジャパン再集結し、もう一度イナズマジャパンをぶっ潰す』
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作者名：なぽん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ranmasa-/
作成日時：2014年2月20日 15時
