浪川君の彼女はあの○○の妹。Returns！【浪川蓮助】 (ページ16)

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１４．優しい先輩ページ16

南沢「いってぇ～…。あいつ本気で殴りやがって…」

貴方「大丈夫ですか…？」

南沢さんの頬に氷を当てながら聞く

南沢「いやぁー、ちょっとからかい過ぎたかな」

貴方「……蓮助は…、フィフスセクターの事、

そしてシードだった事を今でも誇りに思ってるんです。

例え、フィフスセクターが間違っていたとしても、

蓮助にとってフィフスセクターは恩人のような物…って湾田君が言ってました」

南沢「聞いた話かよ」

湾田君に聞いた事をそのまま言うと南沢さんはずっこけた

その後、姿勢を正して柔らかく微笑みながら

南沢「知ってるよ。あいつはホーリーロードの時から見てるし。

俺も一応フィフス側だったからさ。

ただ、女傷つける奴が誇りとか持つ資格ないと思ってさ」

南沢さんはきっと私の事を気にしてあんな事を言ったんだ＿＿＿

貴方「違いますよ……。私が悪いんです、私が…蓮助の気も知らないで瞬木君と仲良くしてたから……」

南沢「…佐久間は浪川にその事を一度でも謝ったか？」

貴方「……ッ」

南沢「確かに浪川が謝れないっていうのもあるかもしれないけど。

佐久間も謝るべきじゃないか？」

貴方「南沢さん……ありがとうございます！」

南沢「お礼はまた今度払ってもらうから、行ってこい」

南沢さんに背中を押されて私は走った

大好きな…彼の元へ…