◇ 7人の侍と女の子 R ( 2 ) (ページ42)

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● Into Your Eyes (R) # 2 ページ42

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藤井 side

ライブ当日

全員着替えとメイクを終わらせてスタンバイへと向かう途中

藤井｢なあ、A ｣

A｢んー? ｣

声をかけてもイヤモニをいじってこっちを見ないAの顔を覗き込む

藤井｢なあって｣

A｢うお、近っ｣

藤井｢この後のこと、ちゃんと覚えてる? ｣

A｢覚えてるから。…ねぇ、いつまでこの距離? ｣

藤井｢え? ｣

A｢近すぎんねん、顔が｣

藤井｢ええやん、この後もっと近づくし｣

A｢流星怖いわぁ… ｣

藤井｢なんで? ｣

A｢ケロッとした顔でとんでもないことしてくるから｣

藤井｢そんなことない｣

A｢ある。この会話前にも何回かした気がする｣

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A side

｢流星怖いわぁ… ｣と言った約1時間前のうちへ

大正解です

まず最初に流星は優しくベッドに押し倒し、頬をゆっくり撫でてきた

ここまではまだ想定内

問題はその後

背中に添えられていた手は、うちが着ているワイシャツのボタンへ

A｢ちょっと流星…!! ｣

小声でそう伝えると、" 大丈夫 " と口パクで返された

いや、全然大丈夫ちゃうし

どこにも大丈夫な要素ないし

第2ボタンぐらいまでならギリセーフ

それ以上開けられるとなると恥ずかしくて死ぬ

鏡を見なくても今自分がどれだけ慌てた顔をしているかわかる

すると、

藤井｢慌てすぎ｣

と悪戯っぽく笑われた後、最後におでこに軽くキスをされて、ボタンは第2ボタンまで開けられたギリギリの状態で無事(全然無事じゃない)曲が終わった

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後日

あれ以来なんかもう流星の顔を見るのが恥ずかしくてなかなか自分から話しかけれない

藤井｢俺寂しいんやけど｣

A｢あんなことしておいてどの口が言ってんだ｣

藤井｢前の日に楽しみにしといてって言うたやん｣

A｢あほ｣

藤井｢あんなに慌ててるA久々に見れたから俺は嬉しかった｣

A｢ばかやろう｣

やっぱり流星は要注意人物

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- いぶさんリクエスト -

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