● J2 # 2 ページ18
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A side
別の日
ジェ｢ Aちゃんっ ｣
A｢ おーこないだぶりー ｣
ジェ｢ また会えて嬉しいです ｣
また別の日
田中｢ おっ、Aちゃん ｣
A｢ じゅりじゅりやん ｣
田中｢ じゅりじゅり? ｣
最近この2人に会う回数が増えた気がする
気がするやない、増えた
廊下でよく会うことが多くて立ち話が結構盛り上がってしまう
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樹くんと話を終えて楽屋に戻る
今日はしげと2人での撮影
A｢ 戻りましたー ｣
重岡｢ …お前さぁ、最近戻ってくるの遅ない? ｣
A｢ さっき樹くんに会って立ち話長なってもうた ｣
重岡｢ ほーん… ｣
A｢ 最近ジェシーと樹くんによく会うんよ ｣
重岡｢ ほーん… ｣
そっけなく返事をして広げてある普段めったに読まないファッション誌に目を落とすしげ
一言で言うと様子がおかしい
A｢ 珍しいやん、そんなん読んでるの ｣
重岡｢ そう? ｣
A｢ ファッションに無頓着なあのしげが ｣
重岡｢ うっさいなぁ、別に俺が何読んでてもええやろ ｣
A｢ そうですねー ｣
重岡｢ 棒読みやめろ ｣
と言い合いながらしげの前に置かれているペットボトルの水を取ろうとすると
A｢ しげ? ｣
ギュッと手を握られた
重岡｢ 話が盛り上がるのにはなんも言わへん ｣
重岡｢ ただ、やっぱ帰ってくるの遅いと俺も心配なるし… ｣
重岡｢ ……なんかモヤッとするというか…なんというか… ｣
どんどん声が小さくなっていく声と
どんどんテーブルに近くなっていく頭
重岡｢ …ごめん、やっぱなんもない ｣
とうとうテーブルにおでこをつけた状態に
A｢ そこまで言ってなんもないはおかしいって ｣
重岡｢ ないもんはない!! ｣
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作者名：ワカナ。 | 作成日時：2021年3月21日 16時
