◇ 7人の侍と女の子 R ( 2 ) (ページ12)

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● おうち # 2 ページ12

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神山 side

それからしばらくゆっくりのんびりのほほんと過ごして

神山｢そろそろご飯食べる? ｣

A｢あーたしかに。お腹空いてきたかも｣

神山｢よし、じゃあ俺とりあえずなんか作るわ｣

A｢うちも手伝う｣

神山｢ええよ、座ってゆっくりしとき｣

A｢んーん、お邪魔させてもらってる身やもん｣

こう言い始めたらなかなか折れないのがA

神山｢じゃあお願いしちゃお｣

A｢よっしゃ、神ちゃん引っ張って｣

座ったまま両手を伸ばしてくる

神山｢何やねん(笑) もー…よいしょっ｣

差し出された手をグッと引っ張り、Aが立ち上がったのと同時に背中に手を回して、抱きしめるような状態に

身長差があんまりないからほぼ同じ目線←(悔しい)

A｢ふふっ、ありがと｣

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A｢そういえば神ちゃんにずっと薔薇の形の生ハムの作り方聞けてないわ｣

神山｢今日生ハムないからまた今度な｣

A｢次神ちゃんが家来るってなったら絶対生ハムの準備しとこ｣

役割を分担してお料理中

以前からAは料理の腕前を " 神ちゃんには負ける " と言ってるけど、

手際の良さやったりを見てると俺より全然上手いやんと言いたくなる

A｢～♪ ｣

鼻歌を歌いながら切った野菜を盛り付けていくA

今作ってんのはサラダやのに歌ってるのはパラパラチャーハンというミスマッチ

かわいいな、と思いながら見つめていると

A｢神ちゃんと結婚したらこんな感じなんかな｣

A｢なんか今夫婦みたいやない? ｣

なんて急に言ってくるもんだから

A｢神ちゃん!! お肉お肉!! ｣

神山｢ ……え? うおっ!! ｣

思考が一時停止してしまった

A｢大丈夫? ｣

神山｢ …だいぶこんがりにはなったけど焦げてはない｣

A｢神ちゃんもそんなミスすんねや｣

神山｢ Aのせいやもん｣

A｢え｣

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