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出会い3 ページ5

幸太side


長里「Aは何にする?」


A「うーん、そうだなぁ…詠斗くんは?」


長里「俺は……」


そんな会話をしながら俺の目の前でメニューを見る2人。

A、詠斗くん、なんて呼び合って、肩がくっつきそうなくらい近くに居る。

昔は俺の場所だったのに……


尚和「幸太、顔がやべぇぞ」


「えっ?」


尚和「嫉妬が顔に滲み出てる」


「……マジ?」


そう言われて俺はペタペタと自分の顔を触った。


尚和「見てるの嫌なら帰るか?」


「でも…」


A「神名くん、具合悪いの?」


「えっ、」


いつの間にか俺の方に来ていたAは、心配そうにそう言った。


尚和「そうみたいなんだよー…あ、Aさん。良かったらコイツ送ってってもらえない?」


「お、おい、尚和!?」


A「うん、私で良かったら全然いいけど……」


「どうかな?」と言うAに、俺は「お願いします……」と言うしかなかった。


A「うん、分かった!任せて!」


真香「え、Aもう帰るの?神名まで…」


A「ごめん、まなちゃん。神名くんが具合悪いみたいだから…」


真香「そっか、気を付けてね」


A「うん、」


Aは友達の篠山と別れると、俺に「行こうか!」と声を掛けた。

俺は「上手くやれよ」という尚和の声に「頑張ってみるよ」と返して、Aの後を着いていった。

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作者名:スガ | 作成日時:2020年6月29日 21時

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