【オリジナル】またここで君と出会う (ページ17)

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出会い15 ページ17

Aside

神名くんが帰ってくると、クラスの男子は一斉に神名くんに飛び付いた。

「うああっ！？」

男子「カッコよかったぞ、この野郎ー！」

男子2「思わず叫んじまっただろうが、この野郎ー！」

「重い重い重い！折れるっての！」

神名くんのそんな言葉にどっと笑いが起こった。

そして神名くんのお陰で私達は優勝することができた。

新菜「いやー、でも今回のMVPはAと神名だよね」

A「えっ？私？何で？」

真香「何ってあんた…騎馬戦はあんたのお陰で勝ったのよ？」

A「私の？やだなぁ、私は何にもしてないよ。あの時だって神名くんが応援してくれたから……」

彩花「へぇ……神名がねぇ……」

ニヤニヤしながらそういうあやちゃんに私は頭に？を浮かべた。

そして閉会式も終わり、帰ろうと荷物をまとめていると、水道の方で頭を洗う神名くんが見えた。

A「神名くん！」

「ん？あ、A！」

A「凄かったね、さっきのリレー」

「Aが応援してくれたから、力が出たよ。ありがとな」

優しくふわっと笑う神名くんにまた何かの記憶が過った。

A「あ……」

「A？どうした？大丈夫？」

A「う、うん、大丈夫……うっ」

それを思い出そうとすると、ズキッと頭が痛くなった。